秘書志麻くん 【せんしま】

志『志麻はひきこもる…』セ『体に悪いで？』志『そこなん？』 ページ8

センラside

＊＊＊

志『…』

ズーンなんて効果音が似合う程に黒いオーラを漂わせて、志麻くんは部屋のはしっこで体育座りをしている。


凜『ごめんって!!まさか志麻クンだとは思わなくて…』

志『ぇ…うん…いいよ…もう…どうでも…』

ル『闇を感じる。』

セ『志麻くん。お昼ご飯食べる？』

志『うん…』

ファイルを元に戻して、コンビニの袋を目の前で掲げると静かに頷く。

凜『俺、弁当持ってきたから此処で食べて良い？』

ル『俺もー…！』


＊＊＊

ソファーに座って各々ご飯を広げていく。
志麻くんにおにぎりとプリンを渡す。

セ『ツナマヨと梅どっちが良い？』

ソファーに座っても相変わらずはしっこでイルカを抱きながらズーンとした雰囲気でいる志麻くんに多少苦笑気味におにぎりを見せると、静かにツナマヨが手から離れていった。

志『…申し訳なさはあるんにファイルは捨てんのやね。』

セ『』

凜『まぁまぁ志麻クン、俺の唐揚げに免じて許してよっ!!』

志『人間の記憶が機械みたいにバグって凜くんの記憶が消えちゃえば良いのに…』


凜『すげぇ足を開いてて、涙目可愛かったです…』

セ『あﾞ!?』

志『…もう殺して…』

志麻くんは余計に縮こまって、おにぎりのビニールをぴりぴりと剥いていった…

ル『志麻くん、俺のハンバーグあげる。』

志『ありがと…』


実にヤバい…俺の志麻くん株が下がってきている…

志『お昼ご飯。』セ『違う。』志『おひるごはん？』セ『こういうことやろ…』→←セ『川柳…』志『センラさん　顔は良いのに　マジ変態』セ『不採用!!』志『なんで？(素)』

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す