秘書志麻くん 【せんしま】

志『こっくりさん、こっくりさん、おいでください!!』セ『ひっく…』志『しゃっくりさんが来た…』 ページ3

センラside

＊＊＊

セ『ふぅ…志麻くん終わった？』

志『すぅ…すぅ…んっ…』

パソコンを閉じて、志麻くんの方を見ると閉じ終わった資料を抱えて寝ていた。

セ『疲れたんやろか…もう昼やなぁ…』

財布を持って立ち上がり、志麻くんをソファーに寝かせてイルカの人形を側に置く。

セ『ちょっとお昼買ってくるからな？』


((バタン


志『んっ…あれ…寝てた…』





＊＊＊
志麻side

目が覚めたらソファーに寝ていて近くにあったイルカさんが反動で床に落ちる。

志『あ、イルカさん…』

イルカさんを拾い上げて周りをキョロキョロと見渡す。

志『センラさん…？』

シーンとした大きなこの部屋に、俺以外の気配は無かった。

志『…センラさん…』

((ｶﾞﾁｬｯ

志『ふぇ？』

凜『ん？おぉ志麻クン!!…センラは？』

志『分かんない…』

凜『ふーん、まぁ大方昼飯でも買いに行ったんだろ…』


近づいてきた凜くんは、俺の隣に座ってイルカさんをもふり始めた。

凜『お友達？』

志『うん。イルカさん。彼女もいるの。』

イルカちゃんを取り出すと、目を見開いて笑いはじめる。

凜『ははっ!!てか、俺独り身だからイルカに負けたってことじゃん。』

志『彼女いないの？』

凜『いない…ナンパは引っ掛かるんだけどなぁ…
いっそのこと志麻クン俺と二股かけてよ。』

志『やだ…』

凜『ｸｸｯ…嘘嘘。俺、センラのおかず探しにきたんやけど一緒にする？』

志『おかず？』

センラさんはお昼ご飯買いに行ったのにおかずがあるの？お米だけ買いにいったのかな。

志『探す…!!』

凜『やっぱりお嫁さんとしては気になるよねぇ…』

志『？』

志『お肉とお魚どっちが好きぃ？』セ『肉。』志『読者さんに聞いとんの!!』セ『おい…』→←志『くしゃみしそうな人の前でハクション!!って言ったらくしゃみが出なくなるんだって。』セ『…ぁぁ…』志『くしゃみしそうだったん!?ごめんなさい!!』

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