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数日後の夜。
同僚と飲み会に行った帰り道、渡会は駅前のコンビニに立ち寄た。
理由は特にない。
ただ、喉が渇いただけ。
自動ドアが開き、冷えた空気が肌に触れる。
蛍光灯の白い光。
深夜特有の静けさ。
飯み物の棚の前で立ち止まり、ペットボトルを一本手に取った。
その時、
背後で、ドアが開く音がした。
反射的に振り返って__、
一瞬、時間が止まる。
そこにいたのは、キャップを深くかぶった彼だった。、
___大森元貴。
仕事終わりなのか昼間とは違うラフを服装。
肩の力が抜けた、私生活の雰囲気。
目が合った瞬間、彼もわずかに驚いたように目を見開いた。
(……また?)
偶然にしては、
あまりにも続きすぎている。
渡会はすぐに視線を逸らし、
何事もなかったようにレジへ向かおうとした。
すれ違うだけ。
それでいい。
そう思って、一歩踏み出した瞬間。
背後から、
低く、抑えた声がした。
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遊羽(プロフ) - ランクイン嬉しいハゲる頑張れちゃう (1月10日 22時) (
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作者名:遊羽 | 作成日時:2026年1月9日 0時


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