目隠しを外して【ツイステ】

新しい家 ページ10

「A、ここがディアソムニア寮じゃ。」


リリアが指差したところからは

凄い威圧の感じられる城を指していた


「え…ここ人住めるの？」


「当たり前じゃろ？さあ行くぞ」


寮を見て放心しているAの手を引っ張り


寮へと足を進めた


寮の前につくと


誰か寮の前に立っていた


立っている人物は顔を下に向けて表情がまったく分からなかった



Aは恐る恐る近づき顔を覗き込んだ




「(………………？寝てる？？)」


Aが首をかしげていると

後ろからリリアのため息が聞こえた



「はぁ〜〜〜…

これシルバー。
またこんなとこで寝おって。」


そういったあとシルバーと呼ばれた彼は、顔を上げた


「……………はっ…親父殿………いやリリア先輩お戻りになられましたか。」


「うむ、出迎えは有り難いがそんなとこで寝ないでくれ、まったく。」



「(………親父殿？)
もしかしてリリアが前言ってた人って……」



「おおっ、紹介が遅れたのう、
そうこやつが前言っとった……


「シルバーだ。君のことはリリア先輩から聞いている、Aだったか？」




「うん、Aであってる、よろしくねシルバー」

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