いつだって毒舌な君は分からない～Nagase Ren～ 2 (ページ3)

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母「A！家の前にイケメン待ってるけど？！」

『…も、なに…』

目覚ましもまだ鳴ってない起きる時間より1時間も早くお母さんが起こしに来た。

イケメン…？

お母さんは廉のことを知ってるからそんな風に言わない…

となると…

『……もしかして！！』

私は急いで玄関に向かってドアを開けた。

『紫耀くん！！？』

見事わたしの予想は的中。

平野「おはよ！」

『おはよ…ってなんで居るの？』

平野「昨日言ったじゃん、そばに居るって！」

『…そうだけど、だって紫耀くんの家と真反対だし…ていうか時間早すぎなんじゃ…』

平野「え？早くないよ、だってもう8時でしょ？」

『…紫耀くん…時間みてみて？』

紫耀くんは自分の携帯を出して時間を見た

平野「うぉ！！まじか！！7時だ！！」

『……』

平野「Aちゃん怒った？いやまじごめん！俺一旦帰るから！ごめん！」

『…ふっ、あはははは！』

私はあまりの天然ぶりにお腹を抱えて笑った。

平野「そ、そんな笑う…？」

『だって…笑ていうか連絡してくれたらよかったのに笑』

平野「あっ、そっか！連絡交換してたんだった」

『まって、も～なんの為の連絡なの笑』

平野「すっかり忘れてた、笑」

『もう仕方ないし大分はやいけど私も用意するね笑』

平野「ごめん笑じゃあ俺待ってるね」

『え？何言ってるの、入りなよ？』

平野「え！！？」

『え？なんかおかしかった？』

平野「いやだって、まだ付き合ってない…し」

『そうだけど…さすがに用意してる間外で待たせられないよ』

平野「いや！俺全然待てるタイプだから！」

『じゃあ私朝からすっごい時間かけて朝ごはん食べて学校遅刻寸前までのんびりしてようかな～』

平野「いや！それはっ！」

『入ってください笑』

平野「…はいっ」

そして私は紫耀くんを家に入れた。

この時の私は

まさか廉が見てるなんて

想像もしなかった。