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あの後紫耀くんは先生にチラシ配りをサボっている事がバレてまたチラシ配りしに戻って解散したけど
紫耀くんの気持ちを聞いたばっかの私は屋上でボーッとしてる。
永瀬「こんなとこにおったんか」
『廉…』
このタイミングで会うのは…なんか気まづい…かも
永瀬「………」
『な、なに？』
廉は私の顔をじっと見て口を開いた。
永瀬「お前なんかあったやろ」
『！？』
永瀬「当たりやな」
『え、そ、そんなことないよ何もない』
永瀬「お前の顔みたら分かるつーの」
『……っ』
廉にはいつも何だかんだですぐ気付かれる。
永瀬「どーした」
こうゆう時に限ってちょっと廉は優しい、
ずるいよほんと、
『……ねえ、』
永瀬「なに？」
廉は私が告白されたって知ったら
私に彼氏が出来るかもしれないって知ったら
どんな反応する…、？
『も、もしね、私が誰かに告白されたら…廉はどう思う？』
永瀬「……別になんとも」
『…じゃあ…私に彼氏が出来たら…応援する…？』
永瀬「てかお前には出来ひんやろ笑」
『……』
永瀬「え、待って、なに、お前告白されたん？笑
ないやろお前の事好きなやつとか絶対おらんわ」
廉は少し馬鹿にした笑いで私に言う。
『…なによそれ』
永瀬「なにってほんまのこ…と…」
『……っ』
永瀬「…は、なんで泣いとんねん」
『なんでもない…っ』
永瀬「いやいや、何もないことないやろ」
『なんでもないから！』
私は振り返りその場から離れようとしたけど
ﾊﾟｼッ
永瀬「待てって」
廉が私の手を掴んだ。
『…私にだって好きになってくれる人はいるから』
永瀬「は？なにそんなムキになっとん」
『別にムキになってるんじゃないから…っ』
永瀬「なってるやん」
『なってない、離して…』
永瀬「はぁ…訳分からん、もうええわ」
そう言って廉は掴んでいた手を離し、私から離れて
永瀬「はよお前の事好きや言うてくれる男のとこ行ってきたら？」
その一言を残して屋上から出ていった。
『………なによ、』
私が馬鹿だった…？
ちょっとでも、もしかしたらって期待した私が馬鹿だったのかな…
ねえ、廉
廉はなんであの時怒ったの？
なんでいざとなったら守ってくれるの？
廉が分かんない
私が好きなのは廉なのに、
『……っ』
私は押し殺していた感情が溢れ、その場で泣いた。
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さちまま(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。頑張ってくださいね。キュンキュンします。 (2020年1月14日 14時) (
レス) id: 016a10df51 (このIDを非表示/違反報告)
Rea(プロフ) - 、さん» 一応読んでいたのですが忘れてしまっていました申し訳ありません。ご指摘有難う御座います！ (2020年1月12日 18時) (レス) id: 49489daafb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rea | 作成日時：2020年1月12日 11時
