気付く ページ49
杏寿郎たちは遊郭での騒動も終わり、煉獄家に帰ってきていた。
そして一人で縁側でぼーっと狛治は座って考え事をしていた。
胡蝶に言われた言葉。
堕姫に言われた言葉。
狛治「…考えれば考えるほど分からん。」
『どーしたの？難しい顔して！珍しいねぇ、悩みがあるなら聞くよ？』
と、いつかの狛治の様な台詞をAは言う。
狛治「…はぁ。お前に話すような事じゃない。」
『ん！とっても失礼な事を言われた気がする！(笑)
あぁ〜！分かった！好きなコの事だ！！？』
Aは間違いない！と自信満々に狛治を見ていた。
狛治「…お前は相変わらず人の話しを聞かないな。勝手に話しを進めるな」
『私、安心したんだぁ。狛治の昔の話し聞いて、もう誰かを好きになったりとか出来なくなったらどうしようって思ったから。ちゃんと前に進めたんだなって。
だから私も嬉しい！』
会話は成り立ってないが、自分の事の様に嬉しそうに話す姿を見て、狛治は胸がいつもより痛かった。
狛治「…なぁ、それが…………」
杏寿郎「Aさん、ここに居たのか！！千寿郎が茶を入れたので君たちも一緒にどうだろうか？！」
『わぁ、丁度少しお腹空いちゃっててっ！先に行って一緒に準備してきますねぇ』
そう言うとAは千寿郎の手伝いをしにその場を離れた。
狛治「……俺は今…何を。」ボソッ
《お前に対してだとしても嬉しいか？》と…杏寿郎が来なかったら、その言葉を言っていた。と自分で驚いている。
杏寿郎「む？どうした？！何か言ったか？！」
狛治「………なんで今更…。」
杏寿郎「………？」
杏寿郎は不思議そうに狛治の様子を見ていた。
何やら呟いてはいるが聞こえない。
そして
狛治「…杏寿郎。俺はお前と同じ感情でAの事を想ってるようだ」
そう言った。
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mqnq12(プロフ) - しらたまさん» コメントありがとうございます♪楽しんで貰えてると思ったら意欲が湧きます(^^)思いの外、長編の予感がプンプンですので、これからも良かったら見てやって下さい＼(^o^)／ (2021年1月23日 21時) (
レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま - いつも楽しませてもらってます☆狛治も任務に着いていくの楽しみすぎます！(σ≧▽≦)σ (2021年1月23日 19時) (レス) id: 6f0f903611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2021年1月15日 19時
