温泉へ行こう��酔 ページ27
杏寿郎「Aさん、手を繋いでも良いだろうか…？」
『…うん』
杏寿郎は幸せを噛み締めていた。
この手を握るだけで心が癒やされていく。
つい先日まで鬼を切っていたのが嘘のように穏やかな時間が流れていた。
杏寿郎(…うむ。やはり良いな、Aさんの手は。
相変わらず可愛らしい手だ！)
『ふふっ幸せっ』
Aは頬を染め、へにゃりと笑っている。
杏寿郎(……それは…可愛らしいにも程があるだろう！！！)
ぎゅうぅっと胸を押さえる杏寿郎。
杏寿郎「俺もだ……！Aさん、今日から旅行を楽しもう！」
それから宿へ行くまでの間、二人は仲睦まじく過ごしていた。
夕餉の用意が出来、女将に酒を勧められる杏寿郎。
『久しぶりの休みだから…呑む？』にこにこ
杏寿郎「では、少し頂くとしよう！」
………Aの口添えもあり呑むことになったのだ。
そう…！！呑むことに。←
『〜これも美味しいねっ』
杏寿郎「……うむ。」
『………ぅん？』
何 か 様 子 が …？
杏寿郎「…Aさんは何故そんなに愛らしいんだ？」
『………ぅん！？？』
いつもの様に後ろからAを抱きしめ、呑んでいることもあり、またも想いに忠実になっている。
杏寿郎「…ふぅ、愛しすぎてしんどい…。」
うなじに舌を這わせて次々と跡をつけていく杏寿郎。
『〜ｯｯｯ(は、恥ずかしいっ!!!)』
杏寿郎「…Aさんは自分の魅力が分かってるのか…？
ほんとに……どれだけの男を捕らえたら良いんだ…。」
『な、何を言ってるの…かな？』
杏寿郎「…ん？…そのままの意味だが？
無自覚なのも困ったものだな…。
それに君に触れられなかったのが…どれだけ苦しかったか…。」
そして親指で唇をなぞり、「……喰らいたい…。」と悩まし気な表情でジィッとAを見つめる杏寿郎。
いつもと違う雰囲気の杏寿郎に耐えられなくなってきている。
「…ぃゃ…その…」カアァァァ…
杏寿郎「…………。
嫌になったら殴ってくれ。」
それだけ言うと、Aを横抱きし布団の敷いてある部屋へと連れて行った。
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mqnq12(プロフ) - しらたまさん» コメントありがとうございます♪楽しんで貰えてると思ったら意欲が湧きます(^^)思いの外、長編の予感がプンプンですので、これからも良かったら見てやって下さい＼(^o^)／ (2021年1月23日 21時) (
レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま - いつも楽しませてもらってます☆狛治も任務に着いていくの楽しみすぎます！(σ≧▽≦)σ (2021年1月23日 19時) (レス) id: 6f0f903611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2021年1月15日 19時
