守りたい ページ19
猗窩座視点
人間の時の記憶から全て思い出した。
でも俺は鬼になる前から…罪人。
大事に思っていたものは何一つも守れてなかった人生だ。
親父。
師範。
恋雪。
何も残ってない。
やり方が間違っていて、失った親父。
せっかく掴めそうだった幸せも簡単に消えてった。
鬼ではなく人間のせいで。
守れなかった、俺の人生。
今度は……口先だけじゃなく守れるだろうか?
会った頃から変わらない…目の前の笑顔を。
俺が……天国にいけなかったら一緒に地獄について行ってあげる、というバカな約束をするAを。
……間違いなく俺は天国には行けないだろう
鬼になる前から…きっと……行けなかったと思う。
でもAを連れて地獄に行こうなんて思わない。
だって、お前に地獄は似合わない。
お前はいつも笑顔で……
優しい女なんだから。
435人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mqnq12(プロフ) - しらたまさん» コメントありがとうございます♪楽しんで貰えてると思ったら意欲が湧きます(^^)思いの外、長編の予感がプンプンですので、これからも良かったら見てやって下さい\(^o^)/ (2021年1月23日 21時) (レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま - いつも楽しませてもらってます☆狛治も任務に着いていくの楽しみすぎます!(σ≧▽≦)σ (2021年1月23日 19時) (レス) id: 6f0f903611 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:杏 | 作成日時:2021年1月15日 19時