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不思議果実 ページ30

「…サボ?」


SB「ごめんな。俺が相手で」




そう言ったサボは私の頰に両手を当てて優しく触れるだけのキスをした。




「…」




スッと消えていく心臓の痛み。
それから、サボへの気持ち。




「…治った」




そう言うとまた力一杯抱きしめてくるサボ。
良かった、治った。

…あ、そうだ。エース。


バッとサボから離れるとサンジがエースの目を隠してた。




「…サンジ。ないす」




そう言うとグーサインをするサンジ。




「ごめん、サボ。変なことに巻き込んで」


SB「俺は幸せだったからいいよ」


「拒んだくせに」


SB「可愛い妹の初めての貰い方が気に食わなくて」




言い方。
結局は貰うつもりだったわけね。




LW「…はあ」


LF「もう俺サボを兄ちゃんだと思いたくねェ!」


SB「なんでだよルフィ!?」




ローはため息つくし、ルフィは怒るし。
サンジはまだエースの目隠してる。

ポンッと頭を手が置かれて振り返るとゾロ。




ZR「もう大丈夫か?」


「うん、大丈夫」


ZR「そうか」




目を逸らしてそう言ったゾロ。
ツンデレか。




「ありがとね、ゾロ」


ZR「俺はなんもしてねェよ」




わしゃわしゃと私の頭を撫でた後、エースを指差した。




ZR「あいつも治してやれ」


「うん」




あの心臓の痛みを知ったからには放っておけない。




「エース」




そう呼びかけるとサンジがエースの顔から手を離した。




AC「…なんだ?」




笑いながらそう言ったエースだけど、額からは大量の汗が流れてる。




LW「やばいな」




なんてローがボソッと言った。




「エースが食べたリンゴはね…」




不思議果実の話をした。
それを食べてから一番最初に見た人に惚れる事。
片想いで死んでしまう事。
キスで治る事。




「エースは私に惚れてるんだよ、今」




エースの汗の量が半端じゃない。
息もだんだん荒くなってる。




LF「エース、大丈夫か?」




ルフィにも分かるくらい(失礼




SN「とりあえず、座ったほうが…」




サンジがエースを椅子に座らそうとするけどエースはそれを手で止める。




AC「大丈夫だ」


「エース。今すぐ治そう」




そう言ってエースに近寄ろうとすると
エース手を前に出して私を止めた。




AC「治すつもりはねェ」

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ちいず 。 - ルアさん» コメントありがとうございます(^^)読み辛くて申し訳ないです…名前表記検討してみます! (2020年9月2日 21時) (レス) id: 1eb0768316 (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - めちゃめちゃに面白いです!ただ、少し読みずらいので名前表記入れてくれると嬉しいです。文句いってすみません(><) (2020年8月31日 20時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちいず 。 | 作成日時:2020年5月15日 17時

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