無人島の漂流記

仲良くね�� ページ11

「家具とか何にもないけど…」




どうしよっか。そう聞くとローが立ち上がって大きな窓を開けた。




LW「家具ならあるぞ」


SB「汚いな…」


「そうだね。サボ、その手どけて」




話しながらさりげなく腰に腕を回してきたサボの腕をパシッと叩くと離した。




SN「でも、洗えば使えるものもあるんじゃないか？」


LF「ししし！洗うか！」




サンジとルフィが家具を物色。
まあ、ルフィが洗えるとは思わないけど。




「布団は？布団ある？」


LF「あるぞ！」




良かった、寝る場所は大切だからね。
ルフィが持ってきたのは大きめのマットレス3つに掛け布団3つ。




「3つしかないの？」


LF「これしかなかったぞ」




これだけしかないのか。
いや、でもあるだけいいかな…




SN「食器もあるな。洗えば使えそうだ」


LF「結構あるな！」




服もあるし、衣食住はこの島で確保出来そう。
誰のものか分からないけど、今はそんな事言ってる場合じゃないからね。




「じゃあ、手分けしてここの掃除と使えるものを全部洗おう」


LF「先にメシだろ！メシぃ」


「ルフィは何もしなくていいから寝てて」




壊されたらただでさえギリギリの生活が出来なくなる。




「あと、サンジとゾロは喧嘩しないでね」


SN「わかったよAちゃん」


ZR「どうだか」




と言ったゾロをさっそく睨むサンジ。
私の話、何を聞いてた。




「仲良くね」




なんて言ってるとスッと腰に腕が回る。




「だから、サボ。やめてって」


SB「いいだろ？兄弟なんだし」


「兄弟はこんな事しないんじゃない？」


AC「そうだぞ、サボ。Aは俺のだ」


SB「おい、やめろ。エース」




グイッと頭をエースの胸板に押し付けられる。
…痛いんだけど。




AC「じゃあここで決めるか」


SB「望む所だ」


「良くないから馬鹿」




ふたりの頰を叩いて腕から抜け出した。




「いい？みんな聞いて。ここで喧嘩したら絶交だからね。仲良くしてよね」


AC「よーし。サボ。掃除するか」


SB「床の修理も必要だな」


SN「マリ…ゾロ。洗いに行くぞ」


ZR「…ああ」




純粋か。




LF「トラ男〜〜遊ぼう！」


LW「ひとりで遊べ」




…マイペース。

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