【H×H】聞いてない！！【ゾル家】 (ページ18)

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17.尋問ページ18

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またもや危機的状況に陥っているAです。

今、尋問が始まろうとしています。

さっき、自己紹介をしてもらったマチさん、シャルナークさん、フェイタンさん、そしてだんちょーさんに、ノブナガさん、ウボォーギンさん、フランクフリンさん、ボノレノフさん、パクノダさん、コルトピさんの計十人に囲まれている。

ひぇっ…圧が凄い…

「では、最初に質問だ。お前は何者だ？」

『…私は、A＝ゾルディック…です…』

再び名前を言うと、数人がざわつく。

そういえば、ファミリーネームまで言ってなかった…っけ…

私がそう思った矢先、ノブナガさんに喉を掴まれた。

「ゾルディック？俺らの仲間を殺った奴の娘か？」

『かっ…』

「ノブナガ、離せ。」

「あぁ？マチ、こいつの親父が仲間を殺ったかもしんねーのにこれが黙っていられるか？」

ぐる…じい…

私が酸素を求め口を開くと、だんちょーさんが私を抱え込んでいた。

「おい、団長！」

「ノブナガ、一回黙れ。」

そう言っただんちょーさんは、咳き込んでいる私の背中をトントンと叩く。

はぁはぁ…ちょっとは楽になった…

それより、お父さんがこの人達の仲間を殺った…？

私が息を整えていると、だんちょーさんが私の顔を覗き込んだ。

「お前は、親父から幻影旅団と言う名を聞いた事があるか？」

『あっ…』

そう言えば、お父さんが珍しく割りに合わない仕事だって…

まさかっ…！！

「…俺達は、幻影旅団だ。」

『う……そ…』

やっぱり、今日が命日…

私が呆然と目を見開いていると、フェイタンさんがニヤリと笑う。

「お前、これ聞いて怖くなったカ？」

『い、いえ…マチさんみたいな優しい人が幻影旅団だと言う事にびっくりしています…』

マチさん優しいから、びっくり…

私は、不思議と怖いという感情は無くなっていた。

そう答えた私に、幻影旅団の皆さんは目を見開き、マチさんは不器用に私の頭を撫でた。

やっぱり優しい…

私がにへらと笑うと、皆さんはまたもや目を見開く。

そんな皆さんに、だんちょーさんはククッと笑う。

「…面白い。」

『…？』

「殺すのはやめだ。どうだA、旅団のメンバーにならないか？」

『…え？』

私、だんちょーに勧誘されました。

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