第佰参拾参話 ページ18
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今日は、義勇と一緒に鱗滝さんの元へ来ている。
...柱稽古、まだ最後まで到達した人いないんだって。
蜜璃の所にぼちぼち来始めたって言ってたな。
鱗滝さんに挨拶をし、さっそくあの場所に向かう。
『ただいま___________________錆兎、真菰。』
そっと岩に触れる。
義勇も同じようにしていた。
『もうすぐ_______もうすぐ、大きな戦いが始まる気がするの。
...きっと、鬼舞辻もいる。
必ず、必ずそこで奴を倒して、この悲しみの連鎖を断ち切るね。』
私がそう言うと、さあっと風が私たちの髪をもてあそんだ。
「...錆兎。
俺は...ようやく前を向くことが出来た。
お前とのやり取り...大事なことだったのに、忘れてしまっていた。
...すまない。
最後まで、水柱として恥じぬよう戦うつもりだ。」
________________________ｻｧｧｧ
「義勇、A」
『！！！
錆兎、真菰...！！』
前みたいに、姿は見えなかったけど声は聞こえた。
それは義勇も同じようで、驚いて目を見開いている。
「錆兎...っ！！」
義勇の手が宙を掴む。
義勇に声をかけようとしたそのとき、
義勇に寄り添っている錆兎の姿が見えた。
『さびっ...！』
錆兎は、人差し指を口に当て、言うな、と目で訴えかけてきた。
気がつくと、真菰も私の肩に座っている。
目が合うと、にっこり微笑んでくれて目頭が熱くなる。
義勇は、2人の存在に気づいていない__________
恐らく、私のように見えていない、と思う。
...なんで私だけが見えるんだろう。
義勇にも見えたらどれだけいいことか...。
「A、」
錆兎が私の名を呼んだ。
「これからも______義勇のことを頼んだぞ。
それに、彼奴は立派な水柱だ。」
「私たち、ずっと見てるからね。」
ああ、2人が消えてしまう。
また、また、会いたいな____________
...伝えなきゃ、錆兎の言葉。
『義勇、
錆兎も______義勇のこと、立派な水柱だって絶対思ってるよ。』
「...そうだといいな。」
義勇の表情、ちょっとだけど柔らかくなったね。
錆兎、真菰、ありがとう____________
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結愛(プロフ) - レナさん» 間があいてしまいすみません…泣ゆっくりですが、頑張りますね！ありがとうございます！ (2021年5月29日 20時) (
レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 更新を停止しちゃったのかな？って思っちゃいました。これからも更新を楽しみにしています。更新頑張ってください！ (2021年5月29日 15時) (レス) id: 04b8134c40 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - ﾒﾛﾒﾛﾒﾛﾝさん» 暖かいコメントありがとうございます泣更新していない間も見に来てくださっていて嬉しかったです…！ありがとうございます。これから非常にゆっくりですがまた更新頑張ります！ (2021年5月29日 15時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - kiru2loveさん» 長い間待っていて下さって本当にありがとうございます泣これからゆっくりですが、完結に向けて頑張っていこうと思います…！ (2021年5月29日 15時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - るるありさん» 最終更新の日から時間が経っていたのにも関わらずコメントいただきありがとうございます…！遅くなりましたが、これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします！ (2021年5月29日 15時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結愛 | 作成日時：2020年6月28日 18時
