恋人ペット WEST

にゃん ページ23

「りゅうせい、のんちゃん」


桃「…zzz」


青「んにゃ、む…」


「起きないなら…」



りゅうせいの鼻を


指でフタをするようにして抑えてみてる



青「……………ッ、ぶにゃっ、！」



するとすぐ息苦しくなって目が覚めたりゅうせい



「ふはっ、ぶにゃっ！(笑)」



りゅうせいらしくないちょっぴりブサイクだった

鳴き声にケタケタ笑っていると



「ふふっ、おはよ、りゅうせい(笑)」


青「……(怒)」


「いてっ、」



ほっぺに猫パンチが飛んできた



「怒った？ ごめんね(笑)」


青「((ぷいっ))」


「あー、りゅうせい拗ねないでぇ、」


青「……」


「りゅーくーん、」



ご機嫌を取ろうと首元を撫でるとあっさり

ゴロゴロと鳴き始めるりゅうせい



「きもちー？」


青「にゃぅん」


「ふふっかわいい」



しばらくそのままりゅうせいとじゃれあってると

なんだか隣から痛い視線が…



桃「ヴヴゥ〜……」


「あ、のんちゃん起きてたの？」




((ぼんっ))




桃「Aちゃんとりゅうせいの声がうるさくて起きたの！」



するとなんだか朝からぷりぷりしてるのぞむに

りゅうせいが擦り寄っていった



青「んにゃ、」


桃「いや、おはようちゃうねん！俺にまで朝から甘えてんくんなや」


青「にゃ、」



するとのぞむの肩によじ登ったりゅうせい



桃「…はぁ、もうええわ…Aちゃんリビングいこ」


「あ、うん」



そのままりゅうせいを肩に乗せたのぞむと

手を繋ぎリビングへ行く



黄「おはよー…ってりゅうせい？」


青「にゃぁ」


桃「動くのだるいから運べ言われてん」



どうやらのぞむたちは人に戻っても

動物の時の言葉がわかるみたいだ

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