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六話 ページ8

『存在の、呼吸』

「ほう!なかなか格好いい名前を付けたな。」


少し照れる。こんな決め方でいいのかと少し困惑するが、じいが楽しそうだから良い。…いつまでもニヤニヤするのはやめて欲しいが。


そうして日輪刀というものをもたされ、私は最終選別へと向かった。





結果をいえば、生き残った。わんさか湧く鬼を適当に切り伏せて、川の中の魚を捕え適当に焼けば、一週間経っていた。

そこで気づいたこともある。あの時、私が無心で殴り続けたものは、鬼であったのだと。

しかも日輪刀か日光でなければ死なないときた。

鬼のせいで、私の人生は狂わされた。

憎しみが湧く。


「お疲れ様でした。まずは隊服を…」


髪の色が白と黒の小さな子たちが指示をしてくれ、石のようなものを選んでから帰路に着いた。カラスもついてきた。


帰るとじいは大いに喜んだ。豪勢な食事を出してくれた。


『じい。私、決めました。この世の鬼を抹殺します』

「…急にどうした。」

『私、家を追い出されたのは、鬼のせいだってわかりました。鬼のせいで私はもう家族に会えない』

「…そうか。」


食事を終え、眠りにつく。鬼を抹殺しようと決めた今、あの夢を見ても泣きたくはならなかった。




数日たって私の日輪刀が届けられた。
色がすぅっと淡い青緑色に変わり、

ーー兄の瞳の色だ。と思った。


それからは、任務をただただこなしてゆくだけの生活が始まった。

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シャンプー(プロフ) - ゆーさんさん» 不快に思われたのなら申し訳ありません。注意書きを付け足しておこうと思います。 (2019年8月9日 12時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーさん(プロフ) - あくまで二次創作ですので、時透母についてはこういう人なのだというような感想を持たないようにお願いします。 (2019年8月8日 17時) (レス) id: 91a8b31b94 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー(プロフ) - にこちゃんさん» ありがとうございますー!!!私も時透くん推しです!!じわじわ書き進めておりますのでまったりお待ちくださいませ…!! (2019年7月22日 21時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)
にこちゃん - 私、推しが時透君なので嬉しいです!更新待ってます!応援しています!! (2019年7月22日 21時) (レス) id: 5d74a38634 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます!!!時透くんかっこかわいいですよね!頑張ります…!! (2019年7月22日 17時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シャンプー | 作成日時:2019年7月22日 1時

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