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三十六話 ページ38

「Aさん、五体満足で帰ってきて驚きましたよ。あの外傷から想像できないくらいの悲惨な内臓だったんですから」


呼吸に必要な肺は無事ですので、と付け足され、点滴を取り替えられた。


『よかったです。まだ戦える…』

「…無理はしないでくださいよ」


私の腹には縫い目があった。かなり大きく開いたのだろう。厠には行けるくらいだが、あまり身をよじると痛い。それに対して炭治郎さんはかなり回復しているようだった。

あれから数日。基本的に寝たきり生活で、鬼狩りができない悔しさに歯を食いしばる。煉獄さんの様子も見に行きたいのに。力を入れると痛くてまた変な力が入り、また痛くて…を繰り返していた。


「あーっ!Aちゃん!!」


黄色頭の蒲公英…我妻さんだ。居たのか。炭治郎さんのひとつ向こうのベッドで寝ていたようだ。我妻さんもあの場に居たのだろうか。


「居たのォ!居たなら言ってよもう!!同じ空間で寝てたの!?今まで気づかないの俺!?エッ!!」

『し、静かに…またアオイさんに叱られますよ』


そういうと大人しくなった。炭治郎さんよりも元気らしく、外へお花をつみにいった。Aちゃんに似合いそうなの選んでくるからね、とか言っていたけれど…私にくれるのだろうか。案外いい人だ。


「A、階級は何なんだ?」

『えっと…僭越ながら柱をやらせていただいてます』

「ええ!強い訳だ…!俺より小さいのにすごいな!呼吸はなにを使ってるんだ?」

「柱!おいチビ!!俺と勝負しろ!!」

『しないです』

「Aちゃーんお花!これ綺麗だよ!白くて小さくてAちゃんみたいで!!ここに生けるから…」


この三人組は揃うと激しくうるさいようだ。揃うと、といっても一人一人言いたいことを言っているが。

胡蝶さんがここしかベッドが空いていなかったから…と申し訳なさそうにしていたのはこれが理由なのか。

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シャンプー(プロフ) - ゆーさんさん» 不快に思われたのなら申し訳ありません。注意書きを付け足しておこうと思います。 (2019年8月9日 12時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーさん(プロフ) - あくまで二次創作ですので、時透母についてはこういう人なのだというような感想を持たないようにお願いします。 (2019年8月8日 17時) (レス) id: 91a8b31b94 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー(プロフ) - にこちゃんさん» ありがとうございますー!!!私も時透くん推しです!!じわじわ書き進めておりますのでまったりお待ちくださいませ…!! (2019年7月22日 21時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)
にこちゃん - 私、推しが時透君なので嬉しいです!更新待ってます!応援しています!! (2019年7月22日 21時) (レス) id: 5d74a38634 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます!!!時透くんかっこかわいいですよね!頑張ります…!! (2019年7月22日 17時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シャンプー | 作成日時:2019年7月22日 1時

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