銀魂キャラにしてほしいこと【銀魂】【短編集】

白無垢姿を見てほしい！【坂田銀時】　綾葉メグさんリク ページ23

ボーっとしたままお母さんとおばさんに着付けてもらって

「できたよ」

お母さんの声で鏡を見ると、白無垢を着た私がいた。

自分で言うのも変だけど、意外と似合っていて、綺麗だった。

「Aちゃんも結婚か〜。時が過ぎるのは早いね」

おばさんが、目を細めて笑う。

少し喋った後、お母さんとおばさんは、自分の用意をしに部屋を出た。


「こんなに大きくなって……。」

部屋を出る直前のお母さんの言葉。

その優しい表情(かお)を、私は、たぶん一生忘れない。




それが合図になったように、大切な人の顔が、次々と頭に浮かぶ。

厳しくて、喧嘩も沢山したけど、いつも守ってくれた両親。

病弱で、守ってあげなきゃ、と思っている間に、いつの間にか私より背が高く、強くなっていた弟。

いつも味方でいてくれた祖父母。



そして、家族と同じくらい大切な仲間。

あの戦争で、沢山の人に出会い、沢山の人を失った。

その中でも、一番に浮かぶのは、やっぱり、あの銀髪天パのバカで。

あいつの死んだ魚の目とか、ニヤいた顔とか、

沢山の敵を前にして、私を背に血にまみれたりしちゃう、どうしようもなくバカなところとかが、どうしようもなく、愛おしくなって。



いろいろ考えそうになった頭を、蝉の鳴き声でいっぱいにする。

今泣いたら、結婚式の前に、せっかくのお化粧が崩れちゃうから。








「入るぞ」

ナイスタイミングと言うべきかどうなのか、入って来たのは黒紋付き羽織袴に身を包んだ、私の夫となる人。

「何かちゃんとした人に見える」

私が皮肉を言うと、

「『見える』じゃなくて、俺はちゃんとした人ですー！」

子供っぽく返してきた。そして、頭をかきながら、照れくさそうに

「つーか、お前も、ちゃんと、その…綺麗だな」

その言葉で、やっぱり好きだな、と思う。

「うん、ありがとう」



幸せなこの瞬間に、「本当に私でいいの？」とか、「いつも守ってもらってばかりでごめん」なんて馬鹿なことを言うのはやめた。

その代わりに、黒紋付き羽織袴姿の『銀髪天パ』に笑いかけた。



「銀時、大好き」





作「おとといから学校が始まりました！それに加えて、２週間後にはテストがあり、３週間後には文化祭があり、４週間後にはコンクールがあり、更新できない日が続きます。本当にすみません！
あと、『リクエストください』追記しました」

白無垢姿を見てほしい！【高杉晋助】　綾葉メグさんリク→←デートしてほしい！【沖田総子】　優衣さんリク

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ヤクルコを飲んでいる晋助

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