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「はい、…コーヒーで良かった?」
テーブルにコーヒーの入ったマグカップを2つ置き、少し間を空け藤ヶ谷の隣に座る。
「ありがとう。
…それで、1つ聞きたいことがあるんだけど…」
「俺がなんで海に入ってたか、だよな。
沖の方に藤ヶ谷がいた気がしたから…って言ったら笑う?」
そう言うと、驚いた様に一瞬目を見開き何かを考えている様子でゆっくりと口を開いた。
「…どういうこと?」
「蜃気楼、っていうのかな。
もう…会えないと思ってたから。
だってお前…特攻隊だぞ?
普通だったら、生きてなんて帰れる訳ない」
「それって、北山は俺に会いたかったってこと?」
まるで、遠回しな言葉は望んでいないとでも言うような的確な質問。
なんというか、事情聴取みたいだ。
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作者名:あいちゃん弁当 | 作成日時:2019年4月18日 21時