姫野家の守り神に一人の刑事が恋をした(怪異症候群）

ひとりかくれんぼ５ ページ7

兄の部屋


A「このタンスを調べるか」


美琴「何か入ってた?」


A「…粘着テープね､罠に使えるから持っていこう」


美琴「なら､一階の大広間の余った廊下に罠を仕掛けよう」


A「そうね､じゃああとは､油と塩水を取りに行こう」


＊・＊・台所・＊・＊


美琴「…油､見つけたよ」


A「塩水も作れた。あとは暖炉に火を点けにいこう」


美琴「さきに罠作らないの?」


A「捕まえたあとすぐに火に入れないといけないから」


美琴「わかった」


＊・＊・二階の広間・＊・＊


A「油を掛けて」ﾄﾞﾛﾄﾞﾛ


A「マッチで火を点けるだけ」 ﾎﾞｳｯ


美琴「じゃあ罠を仕掛けに行こう」


＊・＊・一階広間・＊・＊


美琴「よし、できたわ」


A「なら､あいつをここに連れてくるわ。美琴､
　 ヤツが罠にかかったら塩水をかけるんだよ」


美琴「わかった。頑張ってね」


A「えぇ」


＊・＊・台所・＊・＊


A「おい､ラリックマ」


ラッリクマ『何？また邪魔をするの？』


A「いいえ､今まで悪いことをしたから良い事教えてあげるわ」


ラリックマ『ホント？』


A「ホントよ､私に付いて来たらあの娘がいる場所に行けるわ」


ラリックマ『そうなのか！なら着いて行く！』


A「(ちょろいね)」

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