姫野家の守り神に一人の刑事が恋をした(怪異症候群）

くねくね１０ ページ21

A視点


A「さて､あの子はどこに行ったのかな？」


A「・・・いた」


くねくね『あ､さっきのお姉ちゃんだ！』


A「鬼さん､こちら手の鳴る方へ」


くねくね『フフフ､待て！待て！』


A「こっちだよ〜(あとは美琴が保坂と会うまで
時間を稼ぐだけね)」


＊・＊・美琴視点・＊・＊


美琴「来ないで！」


保坂「どうして逃げるの？やっぱりそうよ､
やましことがあるからだわ！」


美琴「く､狂ってる…」


保坂「待ちな！全部吐かせてもらうよ！」


＊・＊・行き止まり・＊・＊


保坂「観念するんだね！」


美琴「話を…話を聞いてください！」


保坂「…今更､何を言ってるんだい！
話すことなんて何もないよ！」


A「そうだね､もうアンタと話す事はないよ。
保坂さん？」


保坂「アンタ､何を言って…」


くねくね『フフフ見ーつけた』

保坂「あああああッ⁈」 ﾊﾞﾀﾝｯ


A「美琴､逃げるよ！」


美琴「う､うん！」


＊・＊・道路・＊・＊


A「神社まで頑張って！」


美琴「ハァ､ハァ」


くねくね『もうすぐ捕まえそうだぁ！』


A「ﾁｯ」 ガサッ


美琴「し､A！？」


A「少しだけ､我慢してね」 ダッ


美琴「うん｡でも､もうすぐ日が暮れちゃう…」


A「大丈夫､消えさせはしないから」

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