3150組と私。 (ページ15)

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昼休みになると、平塚が1人で私の教室へとやってきた。

「あ、A居る？ちょっと呼んで欲しい」

私は、呼ばれ、周りの女子を気にした。

すると、黒田の件で懲りたのか何も言わず睨まれるだけで済んだ。

「A〜！ひまだよ笑」

『暇人かよ笑まあ私も暇だけど笑』

そういうと、私と平塚は屋上へと向かった。

「いやー昨日初めてあっただけなのにこんな仲良くなっちゃって俺びっくりだよ。」

『私だってそうだよ！だってこの前くろちゃんと友達になって、そしたら、しょーまともいつの間にか友達になってんだもん！』

「ははは笑そうだよね笑でもAって話しやすいし、なんか楽しいよ。可愛いし笑」

そう言うと、平塚は私の頭をくしゃくしゃと撫でた。
私は、ドキッとした。

『しょーまは、私なんかといて楽しいの…？』

「どういう意味？」

『え…だって、しょーまモテそうだしなんで私なんだろうって思って。』

「いや、Aだからいいんだよ。」

私は、顔が真っ赤な気がする。
心臓の音が平塚まで聞こえてきそうだった。

すると、チャイムがなった。

「あ、休み時間終わっちゃった〜」

『そ、そうだね。』

「じゃあ、放課後は俺バイトあるからまた明日ね。まぁ、放課後までに会えたら話そ！」

『うん。またね。』

私がそう言うと、平塚は急いだ様子で階段を駆け下りて行った。

『はぁ…。ドキドキした…。』

まだ心臓の音がドキドキしている。

(しょーまって、可愛い顔して意外とクールなんだ…。)