放課後の教室と貴方の字３

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A：･･･どうしよう･･･



さっきのお婆ちゃんの事はいつでも行ける。それじゃなくて･･･



A：斎藤さんにねぇ･･･



沖田さんに「一君のメアドと電話番号。先に電話掛けた方が良いよ☆」って･･･☆を最後に

飛ばされたし、掛けろったって無理だろ、うん、無理。

思う所はいきなり掛けて知らない電話番号だったら出ないのは当たり前だろう。



A：(やめよ･･･)



結局、勇気のない自分に負けて掛けなかった。



A：暑い･･･



今日も朝から暑い、天気予報のお兄さんが「今日は朝から猛暑が続く予定です」と

満面も笑みでほざきやがった。 現在時刻７時４０分、いつもより早いのに――



斎藤：また遅れだな･･･

A：すみません。

南雲：謝るならどげ――

A：貴方が土下座してください。

南雲：ギリッ))クソッ･･･



悔しそうに歯軋りをする南雲は放置、またへとへとで入る。



副担任：お前〜、また遅れか〜？

A：･･･。

副担任：何か言う――

A：遅れてすみません。

副担任：言う事は同じだけど、お前ぇ話をちゃんと聞けよ−。



副担任に呼び出されるは授業中に前の席の野球の奴が頭を振った瞬間に汗が飛んで

来るは、男子のプロレスに巻き込まれて跳ばされた男子に潰されるは他にも･･･災難だった。



A：運が悪すぎます。

斎藤：？

A：汗が飛んできてノ−トや顔に付いて、男子に潰され、机ごと引っくり返され、
　 黒板消しが当たるは･･･猛暑は続くと言われ、本当に猛暑のまま･･･



斎藤さんは「そうか」としょうがないと言いたげな口調で言った。

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