俺はモテたいです！！！【男主】

モテない俺の25日目 ページ30

「っ！同じ事！！」

『それはどうかなっ！』


【異能力】慈悲心鳥


「！黒獣が、消え…」

『よそ見厳禁だぜ？』


俺は再度新人に腹パンを入れた。

勿論、手加減込み、でな？


「がっ！」


今までのダメージもあったのか新人はすぐに気絶した。


「へぇ、」


それを見ていた太宰が感心したように声を出した。

うっわ最悪。こいつに直接能力見せちまった。


「対象は"人"じゃなかったけ？A？」

『…正確には"俺の目に映る物"だ。人に使うと安楽死。人以外の対象物はただ"殺す"だけだ。だからお前みたいに全ての異能力の無効化はできない。つまり、目に映るならなんでも"殺せる"。』

「いやー！良い事聞いたよ。手合わせもさせてみるもんだね。」

『俺はお前に教えたくなかったけどな。』


俺は新人を抱き上げて医務室に向かう。


「あぁ…別に置いておいていいのに。」

『そりゃ連れて行くだろ。てか！お前も付き合えよ！この怪我大半お前が原因だろうが！このパワハラ上司！』

「そんなに褒めないでよ。」

『褒めてねぇよ！！！！！』

「あっ、そうそうA。」

『あ"？』

「君新人がもしかしたら女の子なんじゃないかと期待して来たみたいだけど…残念だったね？」

……………


『うっ、うるせぇ！！！！！！』


バタンっ！！！！！！！！

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太宰視点


『あーあ、結局一人で行くんじゃないか。』


Aは強いけど、ポートマフィアには向いていないなぁ。芥川君と戦っている時も、手加減してたし、自分を殺そうとしてた相手にまで情けをかける。

……優しすぎる。


『まぁ、本人には言うつもり無いけど。』


だってもし、Aがポートマフィアを抜けたら…



つまらないじゃないか。


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