【歌い手】車椅子歌い手3【男主】

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目が覚めるとベットでうつ伏せで寝ていた



窓からは太陽の光が差し込んでいる



あれ、俺どうしたんだっけ？


横を見ると、右に優。左にはまふくんが寝ていた。


まふくんの近くの机にはパソコン。足元には、ギターケースらしきものが見える



そっか…昨日の夜、2人に手伝って貰って曲作りしてたのか…



熱のせいでほとんど記憶にはないけど、俺が無理を言ったんだろう



だいぶ動かせるようになった体を動かして、パソコンをとった




パソコンを開いて、曲を確認する。




特別なミスもない…まふくんがしてくれたのかな




そういえば、曲の題名はなんだろう。最後に2人につけて欲しいと頼んだ気がする



"Sono qui"？なんて読むんだろう



そもそも何語なんだろう…



調べてみようかな…いや、このままの方が意味がありそうだし、調べないでおこう




2人が考えてくれた大切な歌。嬉しいなぁ…





まだ寝ている2人…たくさん迷惑かけた





『ごめんね…ありがとう』




謝罪と感謝の意味を込めて、2人の頭を撫でた





「Aさん、起きましたかー？」





『あ、はい…！』





看護師さんが来たから、慌てて頭を撫でている手を離した




2人は微かに笑っているような気がした…

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