【歌い手】車椅子歌い手3【男主】

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まふまふside




「う〜ん、どうしよ」



スマホの画面を見ながら、ポツリと呟いた



スマホの画面にはAとのトークが映し出されている



毎日のようにしていたトークは、1週間前から止まったまま



最後に送ったスタンプにすら、既読がついていない




最後の会話は、Aから送られた、忙しくなるから遊べないという内容




それに僕は"了解"というスタンプを送ったんだけど…



Aに限って、未読スルーとかないし…でも忙しいのかもしれない



でもさすがに1週間は…不安だなぁ




Aのことだから、無理をしてそう。無理矢理にでも休憩させないとやばいかもしれない





ーピコン




スマホの通知がなった




もしかして、A！？急いで確認する。表示されていたのは、そらるさんという名前と




そらるさん今から、お前の家に行くぞ。今日の撮影忘れてないだろな?



という内容だった



そう今日は雑誌の撮影がある日。事務所に入っていない俺らは企業からの仕事は全て個人でする



だから、断ることが難しいのだ



今日はAの家に行けなさそうだし、明日行こう




そう心に決めて、撮影に向かう準備を俺は始めた






この時、無理にでもAの家に行けばあんなことにはならなかったのかな

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