【名探偵コナン】諸伏家の嫁。３

第121話 ページ33

諸「え？子どもが好きではないと言った覚えはありませんが…」


『真純ちゃんの病室で私と真純ちゃんが子どもについて話している時、高明さんが怖い顔してたから、もしかして子ども嫌いなのかなって思ってたんですけど…』


真純ちゃんが私たちの子どもは絶対かわいいとか言ってる時に、私は呆れて苦笑いしてたけど高明さんは真顔だった。


だから高明さんに子どもの話をするのは地雷だと思っていて、もしかしたら堕ろさないといけないかもと考えていた。


諸「すみません。あの時は少し考え事をしていました。」


『考え事？』


諸「もし子どもができたとしたら、妊娠や出産で負担がかかるのは間違いなくAさんです。ですから、費用はもちろんのこと、仕事や日常生活や育児などは全て私がサポートしていこうかと考えていたんです。」


全国のお父様方、聞いていましたか⁉これがイクメンというものですよ！それも妊娠前からこんなに考えてくれてたなんて、私は恵まれてるのかな。


『私の方こそすみません、勝手に勘違いしてしまって。それでは、子どもは別に嫌いじゃないってことですか？』


諸「ええ、子どもは好きですよ。それに、Aさんとの子どもなら愛さないわけありませんよ。」


『じゃあ、産んでも…いいんですか？』


諸「もちろんです。授かった大切な命を殺すことはできませんよ。」


少しずつ流れていた涙がせきを切ったように溢れ出た。


高明さんが将来について真剣に考えてくれていたことと愛する人との子どもを産める喜びで、夢中で高明さんに抱きついた。


そんな私を抱きしめ返してくれる高明さんの優しさにさらに涙が止まらなくなってしまい、私が泣き止む頃には高明さんの服を涙で濡らしていた。


ちょうど次の日が休みだったので、確認も兼ねて二人で近くの病院に行って診察を受けた。


しかし…


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【名探偵コナン】番外編
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