番外編2―3【異次元の狙撃手】 ページ11
《諸伏side》
妹さんの言葉に耳を疑った。彼女からは嫌われていると思っていたが、今の言葉からはそんな気配は全く感じられない。
?「いつからAお姉さんと付き合ってるんですか?」
?「Aお姉さんのどんなところが好きなの?」
?「うな重好きか?」
?「どうやってAさんを射止めたの?」
(上から光彦、歩美、元太、哀)
園子「ちょっとあんたたち!そんな一気に質問したら諸伏警部が答えられないでしょ⁉」
蘭「そうよ。それにまずは自分たちが名乗らないと。」
?「確かに、自己紹介がまだでしたね。僕は円谷光彦といいます。」
?「俺は小嶋元太。うな重が大好物なんだぜ。」
?「灰原哀よ。よろしく。」
?「私は吉田歩美。私たちとコナンくんを合わせて、少年探偵団をやってるの。」
小学生4人は一人ずつ元気に自己紹介をした。ただ、茶髪の子だけは大人びていて、表情が少しAさんに似ている気がする。
?「わしは阿笠博士じゃ。よく子どもたちがわしの家に遊びに来ておってな、A君も一度来たことがあるんじゃよ。」
諸「みなさんはいつAさんと知り合ったんですか?」
光彦「Aお姉さんが警視庁に来ている時に、米花デパートで出会ったんです。」
哀「一緒に博士の誕生日プレゼントを選んでくれたから、お礼にAさんのお土産を選ぶのを手伝ってあげたのよ。」
歩美「Aお姉さんすっごく優しくて、一緒にドローンを飛ばしたりして遊んだんだよ。」
元太「でもよー、姉ちゃん優しいけどいっつもうな重持ってくるのを忘れてるんだぜ。約束してるのによ。」
光「ええー、そんな約束してましたっけ?」
それから少年探偵団と女子高生たちはAさんについていろいろ話し始めた。
彼らの口から出る言葉は優しい、美人、賢いなどのAさんを褒める言葉ばかりで、自分のことでもないのに嬉しくて自然と口元が緩んでしまう。
元「そうだ!兄ちゃんにいいもん見せてやるよ!」
少年探偵団は机の上に何やら紙を広げ、その上に小さな箱や看板のようなものを置いていった。
完成したのはベルツリータワー周辺のミニチュア模型。建物の縮尺や寸法も合わせてあるらしく、小学生の夏休みの宿題にしてはクオリティが高い。
これは白眉の少年が指導しているからかと思いきや、彼は全く手伝っていないというから驚いた。
諸「そういえば、みなさんはベルツリーに夜景を見に行くとAさんから聞いているのですが…」
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おひたし(プロフ) - ちー子さん» コメントありがとうございます。説明が不足して申し訳ありません。パスワードは半角小文字で英単語6文字を入力していただければ開くと思うのですが、どうしても開かない場合はまたご連絡ください。 (2019年12月15日 7時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ちー子 - いつも楽しみに見てます。番外編のこと何ですがパスワードを入れても開かないですが、パスワードは入力の上のパスワードでいいんですよね。 (2019年12月15日 0時) (レス) id: e1506e4f67 (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - かずささん» コメントありがとうございます!私も諸伏警部が大好きで、諸伏警部の作品が少ないのでこの話を書き始めたんです。楽しんでいただけて私としても嬉しいです!これからもよろしくお願いします!最近忙しいので、更新はもうしばらくお待ちください… (2019年11月28日 10時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
かずさ(プロフ) - 諸伏警部大好きです!あまり諸伏警部落ちの作品がないのでこの作品を読めてとても嬉しいです!!更新されるのが楽しみです!応援しています!頑張ってください!!! (2019年11月27日 0時) (レス) id: 189adfe0dc (このIDを非表示/違反報告)
名無し65455号(プロフ) - おひたしさん» はい!これからも五月雨でよろしくお願いします! (2019年11月6日 19時) (レス) id: d7c3512a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おひたし | 作成日時:2019年11月4日 14時