＃４登校 ページ4
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プシュー
降りる駅に着いた。
ごった返す駅の中を『すいません、すいません』と謝りながら元太と歩く。
入学式、あであと３０分ちょい。登校しなきゃいけない時間は２０分足らず。
「…んー、走るよ元太」
元太「えーまた〜？」
だるそうに顔を歪めながらも、走る元太。
まあその速度は遅いので、私はお決まり、手を引いて走った。
元太「ふふ、Aのてって良いね。華奢。」
「え、なに急に…」
走りながら呑気に笑う元太に、毎日振り回されてしまう。
元太「何にもないよ。でも俺はAと手つなぐの好き。」
ふふ〜って笑いながら可愛くそういう元太。
…可愛いとこあるんだな。
つくづくそう実感しながら、校門までダッシュ。着いたので手を離すと、元太は不満そう。
なんでそんな急に…って思いながら、玄関まで歩く最中。
？「カツあげりゃ良かった！」
？「AHAHAHAHAHAHAHAHA！」
聞き覚えのある声と、独特の笑い声が聞こえて振り返る。
…あれ、あの姿。…違う駅で降りたし、そんなわけ。
元太「でも制服一緒だったよ」
「えっ？」
いつのまにか心の声が漏れたのか、そう返事する元太。
最初に言ってよ、そういうのは……
と後悔しても遅かった。
振り向いて頭を抱え、しゃがんだ私に、誰かが手を差し伸べる。
？「大丈夫？頭痛いの？」
「え、いや…違うんです、ありがとうござ……」
手を握って立とうとし、目線を挙げる。
？「あ！！」
「へ！？」
そこにいたのは、やっぱりあのお友達の…んーほくと？くんだった。
松村「おっ、同じ高校だったんだね」
「私も今知った…もしかして、あの森本って言う人も…？」
松村「ふふ、これから高校生活荒れそうだね。君。」
「あっ、高杉Aです」
松村「Aちゃん、ね。大変だから覚悟しな？」
そう優しく微笑まれた瞬間、叫びが聞こえた。
森本「ほくと！樹がこけたああ！」
？「AHAHAHA！」
樹「笑うなよ！、」
やかましい笑い声。
笑い声につられそうになってしまう。
松村「…ね、うるさいでしょ。ごめん俺行かないと」
「あっ、うん、頑張ってくださいね、北斗くん」
森本「北斗、誰と喋って……あああああああああああ！女神！！！」
登校中の生徒全員が耳を塞いだのが見えた。
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ぽむりんこむ - つくもさん» つくもちゃん！！ありがとねいつも！！ (2019年10月15日 19時) (
レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
つくも - 自担じゃないけど、普通に面白いですね〜♪これからも応援してます！ (2019年10月13日 22時) (レス) id: ee4aafbc89 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - Ramuさん» 慎太郎担ですか！！好みに合えば嬉しいです笑 (2019年9月21日 19時) (レス) id: 50ff4b13a1 (このIDを非表示/違反報告)
Ramu - おもしろいです〜！！しかも自担っていうのがもう…w更新待ってます！！ (2019年9月21日 0時) (レス) id: f806bbb115 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - apitandapbjさん» ありがとうございます！亀更新ですが更新できるときはバンバンするので！！ (2019年9月17日 18時) (レス) id: 50ff4b13a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむりんこむ | 作成日時：2019年9月6日 21時
