沖田くん、俺の妹を貰ってくれない？((

貰われます 30 ページ34

〜Side A〜

「ねぇ、ちょっと。」

「え〜、何？」

「これどういう状況。」

「主従関係かな？」

疑問系にしないでよ。
ていうかなんで、首輪で手綱で繋がれてんの。
しかもめっちゃ不審者感半端ないし。

↓今の格好
・紺地に花柄の着物(地味にスリット入ってて寒い)
・地毛の金髪に髪チョーク的なやつで赤メッシュ
・茶色いカラコン
・ぶりっ子風の化粧(キャピ女的な)
・煙草(ココアシガレットくわえてるだけ)

「だって手綱を離したら逃げちゃうでしょ？」

「あ、知ってたんだ。」

ま、やる予定は無かったからいいけど。
リミットはあと36時間ほどか？

「んで〜何食うの？団子？」

「え、奢ってくれんの！やった！」

「阿伏兎がね。」←

タダ団子たべれる！
やった！
周りの人の目が冷たいけど。

そりゃあそうでしょうね！！

「あ、変なこと考えたら殺すよ？」

「だからハゲるんだよ。」

「関係ないよね。」

「いや、あるでしょ。だってアンタ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・神楽のお兄ちゃん、でしょ？」

逆にこれで気づかないはずがない。

サーモンピンクの髪。
青い瞳。
そして嫌という程似ている顔。

「さぁね。」

「とやかく言うつもりは無いけど、さっさと仲直りしなよ。神楽は家族のことを話す度に顔が悲しそうだ。兄貴失格になっちゃうよ。」

神楽もアホ毛も孤独なのかな。
お母さんを早くに亡くしたらしいし、家族には溝があるみたいだし。

何よりお父さんハゲてるし。

「まさか、出会った間もない奴に言われるとはね。」

だよね。
私も言うとは思わなかったし。

「私の旦那が一番はじめに言ったの。あ、私と旦那はお兄ちゃんに進められて結婚してね。その時に''俺とお前だから、きっと大丈夫だ''って言われたんだ。」

「ふぅん。」

「そしたらね、今までの少しの不安が全部吹っ飛んじゃったんだよね〜。元は他人だった私達が大丈夫なら、身内のあんた達兄妹ならもっと大丈夫よ。」

他人より身内の方が人は動きやすい。
だからきっと、大丈夫でしょ。

「そうかもね。」

かも、か。
信用のならない単語だ。

あれ、誰かが走ってきてる。
私達の方向に。
誰だか遠目だと、分からない。

けど、黒い服に金の縁取り。

真選組！！！
そして栗色の髪に赤い瞳。
だんだんと近づいてくるのは、総悟だ。

そして彼が私のすぐ近くを通り過ぎた時、耳元で言った。

「リミットは36時間。早く助けて。」

とだけ。

貰ってやる 31→←ここで百人一首を知らない人の為に解説！

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す