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放課後
「じゃあ部活頑張ってなー！」
「うん！んじゃAまた明日な〜！」
「ばいばーい！」
昇降口で靴を履きながら、部活へと向かう友達に手を振る。
さて、あたしはさっさと家に帰ろう
靴を履き終え歩き出そうとすると、
「ぐえっ」
突如後ろから襟を引かれる。待って首苦しい。
「なんやねん！苦しいやろ！」
襟掴むなんて非常識なやつは一体どこのどいつだ！と思い後ろを振り返る。
「げ、」
そこにはいちごオレを持った侑が立っていた。
「ちょい面貸せや」
そして侑に連れてこられたのは校舎裏。
「な、なんやねん」
久しぶりに話すかと思いきや、こんなところに連れて来られて少しびびる。てかまさか話しかけてくるとは思ってなかった。
侑は怪訝そうに「これ、なんやねん」と言いながらいちごオレを目の前に差し出した。
それは先ほどあたしが侑の鞄にこっそり置いていったいちごオレ。話すのは無理だろうからせめて甘いものでも飲んで元気を出してほしいと思ったのだ。
てかなぜバレたんだろう。ちゃんと侑が教室にいないのを確認して置いていったのに。
「なんのことや」
「とぼけんな。お前やろ置いてったん」
「なんであたしって思ったん？」
「最近いちごオレばっか飲んでんやろーが」
「え、なんで知って、」
「そんなんどうでもええ！これはどういう意味のいちごオレやねん！」
あたしにとってはどうでもよくないんだが。もしかしていちごオレよく飲んでるってわかるくらいあたしのことしょっちゅう見てたのだろうか。
なにそれちょっと嬉しい。
「おい、聞いとんのか」
「…きっと、話しかけても無視されるやろうって思ったから、せめてもと思って、」
「はあ？意味わからん」
「…お昼に、いちごオレ買いに、体育館の自販機行った時、侑たちの声聞こえたんや。それで、…」
「なんや、聞いとったんか。そんで同情か？可哀想やな〜て思ってくれたん？」
「…同情って…、あたしはただ、侑に元気出してほしいって思って…」
「余計なお世話や」
「っ、」
「これ返すわ」といちごオレを投げられ、咄嗟に手を出すも受け取れず、いちごオレはそのまま地面へと落ちていった。
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Mutk(プロフ) - 語彙力皆無でもう何も伝えられないのですが、この作品に出会えて良かったです。宮侑がこんな恋愛をしていたら、って考えるととっても幸せになれました。ほんとに、ありがとうございます。 (2021年8月12日 9時) (
レス) id: 55e19ab55c (このIDを非表示/違反報告)
夜狐 - バカからのリクエストなんですが、夢主ちゃんとあつむの将来とか書いてほしいです！ここからのリクエストって良いんですかね、、、 (2020年6月9日 15時) (レス) id: 5c5bcab0c3 (このIDを非表示/違反報告)
ドク(プロフ) - なんでひとり一票しか入れられないんだろ…星連打したい…！！この作品を作ってくれてありがとうございます！！ (2020年2月22日 14時) (レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめらー - 完結おめでとうございます！侑とのイチャイチャ楽しみに待ってます！更新頑張ってください (2019年10月18日 21時) (レス) id: de3c7d3997 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめらー - 間違えましたスイマセン (2019年10月18日 21時) (レス) id: de3c7d3997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もらん | 作成日時：2019年9月16日 16時
