ハッピーエンドになりたくて2【今日から俺は】

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夜ずっと貴志の事が気になって家に行こうと決意して家を出た

学校じゃなかったらちゃんと話を聞けるかもしれないからと






家の前に着いたときだった
黒上の男の子がコソコソ貴志の家を出てきた




「たか、し？」



「あ、Aくんこんな夜にどうしたんだい」



「ねえ、それやめて気持ち悪いです、何ですか参考書でも買うんですか？」



態度を変えない貴志にムカついて嫌味を言ってやったら無言で歩き始めるから着いていく




「ねえってば！何で何も言わないの？ねえ！！！」



「痛いッッッ痛いよAくん、参考書買いに行くんだよ」



「………この時間本屋やってない」



私の言葉に足を止めてため息をつく
もうわけわかんないとバシバシ背中を叩くと突然髪の毛を掴み引っ張る







髪の毛を掴んで引っ張る…？









「…え？……」



「なーんだよ、その間抜けな面」



「………は？」




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