なにわの白③【男主】 (ページ42)

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なにわからAぇ風は吹かないページ42

※第三者視点

　

なにわ男子とAぇ! groupのいる場は常に戦争だ。

高橋「Aくん髪切った～？カッコいい」
『高橋も暗髪似合ってるよ』

佐野「Aくんのそばってやっぱり落ち着く」
『佐野、重い。くっつくんはええけど邪魔したらあかんよ』
佐野「はーい」

間宮の隣争奪戦。
少しでも油断すると奪われる貴重な席。

今日は一足早く高橋と佐野が取ったみたいで、その他は各々自由にしている。
間宮は自分の持ち作業をしているから軽くあしらっているが、2人は気にしてないようで。

高橋と佐野は互いを全く意識してないので、この組み合わせは間宮としても静かで良い。

長尾「Aくん！みっちーがこう言ってんねんけどどう思う！？」
道枝「長尾が悪いんですって！！俺悪ないやん！」
『またお前らは…喧嘩するなら広いところでやり』

少し離れたところで長尾と道枝がしょうもない喧嘩をしているが、わちゃわちゃと戯れてるだけにしか見えない間宮は知らん顔。

慣れた者は巻き込まれるまで放置するため、慣れないスタッフはあれ放置なんだな…と驚くだろう。

　

間宮に近付かない＝関心がないわけではない。
その土俵に立ちたくなかったり、争奪戦を遠目に見て楽しんだり。

大橋「丈くんあそこ乱入せんでええの～？」
藤原「行きたいならお前がいけ」
大橋「ほんま丈くんは余裕そうやなあ」

こうやって、大人で余裕があったり。それを茶化したり。

福本「出遅れたなー」
小島「あいつらが早すぎんねん」
福本「俺らが行っても晶哉に押し退けられるけどな」

行ったところで…と諦めてたり、羨ましがったり。
結構間宮周りにアンテナを張ってる者が多いのだ。

傍目から見れば平和な空間だが、知る者からすると異様な雰囲気。

大西「グループ出来てから悪化してる気する」
草間「そやなあ…」

お互い間宮に惚の字の親しい人間がいる大西と草間は、こうやって見守っている。

今この場にいない存在が暴れてる時はいつも止める役をこの2人が被っていたりする。
恋の相談だってされてばかり、一番重要だったりもする中間管理職のような位置。