第26話、的なやつ ページ27
貴方side
貴「康二くん、ちょっと手伝ってくれる？」
晩御飯作り、この事務所で料理ができるのは宮舘さんと康二くんだけ。宮舘さんがお仕事終わりの渡辺さんの怪我を治療している今、頼れるのは康二くんのみ。
橙「ええよー、これ混ぜといたらええ？」
貴「そう。よろしくー」
カレールーをぐるぐるかき回す作業を康二くんに任せ、私はその他の作業を。
どうせカレーだけじゃ食べ盛りの野郎どもは足らないだろうから、そのほかにもおかずを用意する。冷蔵庫の残り物を適当に炒めただけで、美味い美味いと食べてくれるみんなには心の底から感謝したい。
桃「おっ！カレーのいい匂いがしますなぁ！！」
青「お腹すいたー、はやくー」
宮舘さんの手当てが一通り終わったのか、匂いにつられたお子ちゃまたちがキッチンにやってきた。
貴「早く食べたいなら、手を洗って大人しくあっちで座っててください」
桃「はぁーい！」
青「はいはい。あ、福神漬けもつけてって舘さんが言ってたぞー」
お子ちゃまたちを追い返し、危うく忘れかけていた福神漬けを冷蔵庫から出す。
以前、福神漬けをつけずに出したらしばらくの間不満を訴える目を向けられたのを覚えている。目力が強いから威力が高いんだよねぇ、ほんと怖かったなアレ・・・
橙「こんなもんでいけるやろ！Aちゃん、そっち手伝うことある？」
貴「こっちは大丈夫なんで食器お願いします」
橙「あいよー！」
こういう時の康二くんはほんとに頼りになる。康二くんは基本的に器用なので、料理はもちろん、家事は大抵なんでもこなせてしまうのですごく助かる。他の面々にも見習ってほしいくらい。
この集団の中で最年長を誇る深澤は包丁の持ち方すら危ういし、手伝いにきたはずの渡辺さんは作業を増やして帰るし、佐久間くんは最近になって上達してはきたものの、最初の頃は作業スピードは遅いわ具材は切れてないわで大変だった。・・・改めて思い返すと、年長組どうなってるんだ？？今まで何をして生きてきたんだろう
そんなことはさておき、カレーライスとその他おかずが完成したのでついに晩御飯。
桃「俺大盛りぃ！」
貴「はいどうぞ、普通サイズです。」
桃「なんでぇ！」
貴「勢いでよそって後々お腹いっぱいで残すのはどこの誰でしたっけ？」
桃「すいませんでしたぁ」
黄「佐久間は気持ちで生きてっからねぇ」
次回、「タイミングは最悪」。ハッピー、ラッキー、みんなにとーどけっ！・・・違うなぁ
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tihiro - omosirokunai (2021年12月7日 17時) (
レス) @page1 id: 2adfc9a228 (このIDを非表示/違反報告)
うさのすけ(プロフ) - まゆさん» うわ、めちゃくちゃ嬉しいです！！めちゃくちゃモチベになります！頑張ります！これからも宜しくお願いします！！ (2021年8月9日 16時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 主様のお話の最後の次週予告？みたいなのがめちゃめちゃ好きでお気に入り登録させていただきます！そのギャグ線欲しいぐらいですｗもちろんお話も大好きです！更新楽しみにしています。 (2021年8月9日 13時) (レス) id: c1fb10ca7d (このIDを非表示/違反報告)
うさのすけ(プロフ) - Emiさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2021年7月20日 20時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
Emi(プロフ) - 面白いし続きが気になる！楽しみにしてます (2021年7月20日 15時) (レス) id: 8313c6a07a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさのすけ | 作成日時：2021年4月20日 18時
