第20話、的なやつ ページ21
貴方side
ふらりと立ち寄ったコンビニで買ったアイスを食べる。私の手には、要望通りのガリガリくん。
紫「そんでAちゃんがさぁ、そいつの胸ぐら掴んでさぁ、『邪魔だって言ってんだろ』って凄んでてさぁ？」
ちなみに彼も同じのを買った。『おそろいとかカップルっぽいじゃん！』なんてアホらしい理由で。
貴「そんなこともあった気がするな」
紫「その時のAちゃん見て、この子面白い！って思っちゃたんだよねぇ」
貴「面白い、で拉致したんですか？」
紫「俺にとって十分な動機よ？」
貴「そーですかー」
紫「うわ、棒読みぃ」
貴「ほら、早く食べないとアイス溶けますよ」
紫「おわっ！ほんとだぁ」
蝉の鳴く声、ジリジリと照りつける日差し、日が長くなった夏は16時をすぎてもまだ明るかった。
貴「なんか、小学校の夏休み思い出すなぁ」
紫「溶けていくアイス食べながら蝉の鳴き声聞くっていうノスタルジーに浸ってんの？」
貴「むっ、そうも的確に言い当てられると面白くありませんね」
紫「俺も感じてたからさ、このノスタルジーを」
空を見上げながらそう言う彼の横顔は思ったよりも綺麗で。
貴「あなたって、もしかして美形・・・？」
紫「え？今更なに言ってんの。最初っから俺はイケメンでしょーよ」
貴「いや、どっちかというと・・・美人？」
紫「どゆことぉ？」
貴「かっこいいより、綺麗とか美しいが似合うというか・・・」
紫「えぇ？まじまじと見つめながらそんなこと言われたら、おれ襲っちゃうかもよぉ？」
貴「じゃあもう褒めません」
紫「あははっ！それはやだなぁ？」
ケラケラと笑うそいつの横顔は何度見てもやっぱり綺麗だった。
橙「あー！やっと帰ってきよった！遅いねん！」
紫「ごめんごめん、俺がわがまま言ったの。Aちゃんのこと怒ったらだめだよ？」
橙「んなこと百も承知やねん！ほら、さっさと仕事せんかい！ほんま、No.２のくせにサボってばっかやねんから！！」
貴「No.２なんだ・・・あれでも・・・」
赤「ねぇ〜不思議だよねぇ。」
貴「あ、宮舘さん。ただいまです」
赤「はい、おかえりぃ。お茶入れたけど、Aさんも飲むぅ？」
貴「あ、いただきますぅ！」
赤「はぁい、ちょっと待っててねぇ」
・・・ポヤポヤ要素多めな時の宮舘さんのこと、ひそかに『ぽやだてさん』って呼んでるのは内緒。
次回、「俺のターン！！」。☆先生の次回作にご期待ください−−−・・・終わりなわけじゃないんだよなぁ
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tihiro - omosirokunai (2021年12月7日 17時) (
レス) @page1 id: 2adfc9a228 (このIDを非表示/違反報告)
うさのすけ(プロフ) - まゆさん» うわ、めちゃくちゃ嬉しいです！！めちゃくちゃモチベになります！頑張ります！これからも宜しくお願いします！！ (2021年8月9日 16時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 主様のお話の最後の次週予告？みたいなのがめちゃめちゃ好きでお気に入り登録させていただきます！そのギャグ線欲しいぐらいですｗもちろんお話も大好きです！更新楽しみにしています。 (2021年8月9日 13時) (レス) id: c1fb10ca7d (このIDを非表示/違反報告)
うさのすけ(プロフ) - Emiさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2021年7月20日 20時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
Emi(プロフ) - 面白いし続きが気になる！楽しみにしてます (2021年7月20日 15時) (レス) id: 8313c6a07a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさのすけ | 作成日時：2021年4月20日 18時
