【SnowMan】まぜるな危険！！その２！ (ページ8)

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第55話、的なやつページ8

貴方side

スーパーでの買い出しを済ませ、荷物持ちをしてくれるラウちゃんの逞しさに感動しながら帰ってきた現在。

貴「これは、どういう・・・？」

さっきまで仁王立ちしていた岩本さんが、唇を尖らせてソファに丸まっている。

緑「ふっかが下手に言い返して拗ねたの」

青「お前らの帰り待ってたんだよ！ほら、チョコレート！」

橙「早いとこ機嫌なおしてもらわんと大変やでぇ」

私とラウちゃんの周りに群がった大人たちは、買い物袋の中からチョコレートを取り出し岩本さんに献上する。

橙「ほら照兄、これで機嫌なおしてぇ・・・？」

白「岩本くーん・・・」

自称弟の康二くんと自他共に認める息子のラウちゃんを配置しても効果なし・・・

貴「深澤さん、何言ったらああなるんですか」

紫「別にぃ、そんなには・・・」

黒「めちゃくちゃ言い返してましたよ。」

赤「俺たちも止めたんだけどねぇ」

貴「・・・逮捕です。」

桃「たいほー！」

紫「え、ちょっ佐久間？！お前どっから、痛い痛い、お前力強いって！！」

犯人深澤は佐久間くんに連行してもらいまして、こちらはこちらで岩本さんの機嫌を・・・あっ、そうだ。

橙「あれ？Aちゃん何してるん？」

貴「唐揚げを作ってます」

キッチンに立って、下味をつけた鶏肉を揚げていく。岩本さんなら、きっと満面の笑みで食べてくれるはず・・・！

橙「え、今日唐揚げ！？やったぁ！！」

貴「はい、なので岩本さんメインで椅子に座らせておいてください。」

橙「りょーかい！！Aちゃんの料理、しかも唐揚げなんて・・・機嫌なおるどころか絶好調なってまうこと間違いなしやな！！」

康二くんの誉め言葉に上手に乗せられて気合が入る。褒め上手というか、人の懐に入るのが上手いというか・・・恐ろしい人だなぁ・・・

唐揚げの調理が終わり、食卓へ並べる。

黄「うんまぁ・・・！」

いただきますもそこそこに、早速唐揚げを口に運んだ岩本さんはいつものクシャクシャスマイルを浮かべた。

黄「Aさんこれ、すんごい美味しい！！」

貴「よかった！ほら、みんなも食べて！」

白「わーい！！Aさんの唐揚げー！！」

橙「ちょっ、ラウ！！俺の分も置いといてや！！この前唐揚げリクエストしてたんは俺もやねんで？！」

今にも唐揚げ争奪戦が始まりそうな勢い。もう少し鶏肉買っとけば良かったかな、なんか足りなさそう・・・

次回、「仲直り」。いわふかはてぇてぇ、異論は受け付けません。