純粋メイド

明日の準備 ページ21

亜嵐「あっ、そういえばさもう明日だけど大丈夫？」

「何がですか？」

亜嵐「メンバーとクリパ」

「あ…ああ！明日なんですね！」






ふと思い出したクリパのこと。
Aなんてぜってー覚えてねぇな…なんて思いながら聞いてみると案の定。







「じゃあケーキとか作った方がいいですよね？」

亜嵐「んーまあ…ちょっとねぇ」

「…？」







Aに聞かれたケーキのこと。
…正直さメンバーにAの手料理食べさせたくねぇ。←
だって俺のAだし、俺だけのAだし。







亜嵐「材料とかあるの？」

「あ、もう調達しときましたよ！」

亜嵐「さっすが！…あれお金は？」

「なんかわたし銀行の口座あったっぽいんですよ」

亜嵐「ああ、ホントー…じゃあ料理よろしく」

「はい、とびっきりおいしいの作りまぁす！」







なんて冷蔵庫から卵とか取り出して一生懸命ボウルを混ぜてるA。
そういえばAがエプロンとかあんま見ねぇな。
…うん、めっちゃかわいい。←








「ふんふふ〜ん♪」

亜嵐「かわい」








鼻歌でEXILEのLovers Again歌ってるA。
俺が言った“かわい”…きっとAには聞こえてないと思う。

…なんかこうやって見ててもつまんねぇな。
いっちょ抱きつきに行くか。←







亜嵐「ねーえっ」

「きゃあ！…はぅ、亜嵐さん」






かわいいかわいい、“きゃあ！…はぅ亜嵐さん”だって！
後ろから抱きついたらこの反応。
…もしかしたらさ、Aって肌敏感？

おお、やるときいいじゃん！←









亜嵐「俺さつまんない」

「え…でも、あ、じゃあいちご切ります？」

亜嵐「あ、切る！！」

「あ、でも気をつけてください」

亜嵐「だいじょぶだろ、そこまで下手じゃねぇよ」







ってAの手伝いすることに。
やっぱさAとキッチンに立つと夫婦みたいでいいよね。

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