純粋メイド

敬語禁止ルール ページ3

亜嵐「ねー、敬語堅苦しいからやめない？」

「えっと…でもメイドですし…」

亜嵐「じゃあ俺の命令ってことで」

「じゃあそうできるようにします！」



いいね、この関係。
ご主人様とメイド。

ご主人様からの命令ってしちゃえばなんでもありじゃん。

これで敬語もなしにしてもらって、あとは…どうしよっかな〜。



「亜嵐さんっ！お腹空きません？」

亜嵐「敬語」

「あっ…お腹すいたですか？」

亜嵐「…なんか変じゃない？(笑)」

「んぅ、なかなか無理ですっ」

亜嵐「じゃあそのうちね」

「はいっ」



最初きた頃より馴染んでるAちゃん。
…Aちゃんやめよ、Aでいいや。

あ、そういえば…



亜嵐「A、俺の仕事知ってる？」

「ええと…わかんない」

亜嵐「俺ね、芸能人なの、音楽アーティスト」

「そ、そうなんですか！？
じゃあ私、芸能人さんと住む…あ、迷惑にならないですか？」

亜嵐「迷惑じゃないから、俺がここにいてほしいし」

「…ありがとうございます、亜嵐さん！」

亜嵐「純粋だね〜」



そっかぁ、俺の仕事わからなかったよな。
でも俺の仕事に関わる心配してくれるなんて、どんだけいい子なの！？

龍友くんってば、ホントに感謝。



絶対Aのこと手放さないから。

夜ご飯の準備→←これからの生活

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す