83 ページ35
あの日から私も翔陽も誰が好きなのかとかそういうことを言わなくなった
大事な試合を目の前にしてそんなことを言ってる場合ではなかった
かといって気にならないわけではないから部活以外の時間は誰と過ごしているのかちらちら見ていた
10月24日
代表決定戦前日
過剰な練習は身体に負担を与えるため今日は居残り練習は禁止ですぐに帰るように言われた
『とうとう明日だね』
翔「うん」
体育館の隅に置いていたタオルやジャージを片付けながら翔陽と話しをする
翔陽は緊張しているようだけどどこかワクワクしているように見えた
翔「あ、そういえば靴前に買い替えて名前書いてなかったから書かないと！！」
そう言って翔陽はサインペンを取り出す
『ねぇ・・・翔陽の名前私が書いていい？』
なんで書きたいか自分でもわからないけど
何となくそうしたかった
翔「まじで！おねがいします！」
ばっと前に出されたシューズ
まずは右足
甲を保護するシュータンの裏側に小さく"日向翔陽"と書く
翔「やっぱAの字綺麗だよな」
覗き込みながら嬉しそうな翔陽
『そうかな』
左足も同じように書こうとしたその時
ス「おーい！日向！モップ一つ治し忘れてたからこっち持ってきて！」
スガさんが翔陽を呼んで倉庫へ走っていく
明日いろんな強い選手がいっぱい来る
勝ち抜いて勝ち抜いて
ずっとコートに立っていてほしい
シュータンの裏側にさっきと同様に名前を書き、その下に小さくメッセージを書こうとペンを再度持ち直す
『・・・』
サインペンのキャップを閉めて私が書いたそれを見る
『何書いてんの私・・・こんなこと書くつもりじゃなかったのに』
やってしまったとそれを見つめていると翔陽が走って戻ってきた
翔「書けた？？」
『うん』
幸いなことに翔陽はありがとうと言って私が書いた名前を確認せずそのままシューズケースへとしまった
『明日絶対勝ってね』
翔「おう！絶対勝つ！」
荷物をまとめて明日への意気込みを互いに話しながら帰った
―――――――――――――――――――――――――――――
お久しぶりです！
めっちゃ更新遅くてすみません！
もうこの作品も終わりが見えていますのでいっきに更新しようと思います！
誤字脱字多いのでちょくちょく修正するかもしれませんが、引き続きよろしくお願いします！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 200人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
萬月(プロフ) - えねさん» お久しぶりです！もちろん覚えてます！出してる作品ほとんど見てくださって凄く嬉しいです…❤️🥺えねさんが応援してくださるだけで凄くパワーでます！！また近々更新しますのでお待ちください！！ (2021年11月9日 20時) (
レス) id: 5ab6332742 (このIDを非表示/違反報告)
えね - お久しぶりです！覚えられているかは分かりませんが…（汗） こちらの作品も読ませて頂きました。日向が最推しなんでｽｯｷｭﾝﾊﾞｸﾊﾞｸしながら読めてとてもお気に入りです！これから寒くなってきますがお体に気をつけてください!続き楽しみにしてます✨ (2021年11月9日 15時) (レス) @page30 id: 49652da55f (このIDを非表示/違反報告)
萬月(プロフ) - ペンギンとバタートースト。さん» コメントありがとうございます！わかります…。ド青春ですよね！毎日が楽しそうで憧れます(°▽°) (2021年8月30日 22時) (レス) id: 5ab6332742 (このIDを非表示/違反報告)
ペンギンとバタートースト。 - 両片思いって青春だよな…私も青春したi((お前には無理だ …知ってました(´･_･`) (2021年8月28日 8時) (レス) id: 2b3f4b47c6 (このIDを非表示/違反報告)
萬月(プロフ) - アップルパイさん» コメントありがとうございます！お互いに思い合っているので今後どうなるのかまた見ててくださいね！更新頑張りますね☆ (2021年8月26日 15時) (レス) id: 52a0e17bea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：萬月 | 作成日時：2021年6月10日 0時
