突撃☆学校訪問 ページ31
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(no side)
「ねー、あの人誰だろー？」
「えっ！ めちゃくちゃイケメンじゃない？
モデルとかやってそう！」
「…声かけてみる〜？」
下校時刻になり、帰宅する生徒で賑わう学校の正門付近。
その正門に寄り掛かってスマホを触る一人の青年の姿があった。
どこか別の学校の制服だろうか…
細身のスラックスの上に白のVネックTシャツ、その上からオーバーサイズのアランニットを羽織っており、軽そうなスクールバッグはリュックのように背負われて壁との間に挟まれ、ぺしゃんこになっている。
極め付けに目立つ頭髪の色と、そのインパクトに負けずにそこにある御尊顔と言ってもいい造りのとても整った顔。
他校の生徒から見ても不良である事は一目瞭然なのに、避けられるどころか 群がられていた。
しかし生憎と、今日の彼には目的としている人物がいるために声をかけても無駄なのだが。
＊
場地圭介は帰り支度をしていた。
今日は自身の所属するチーム・東京卍會の集会が行われる日であったが、現在自分は先日の勝手な内輪揉めの所為で集会出禁をくらっている身だ。
そっちの事は副隊長である千冬に任せ、自身はさっさと帰宅して今日の授業で分からなかったところを復習でもしようと考えていた。
鞄に教材を詰め終わり、最後に筆箱を仕舞ってファスナーを閉めていると、ポケットの中でスマホが震えたのに気付いた。
放課後だしまぁいっかと隠すでもなく手に取り、送信されてきたメッセージを確認する。
アヤノ外見て
短くそれだけ送られてきたメッセージに疑問を持ちながらも、素直に教室の窓から外を確認しにいく。
窓からは、正門付近に群がる女子達が飴に群がる蟻のような光景に見えた。
アヤノ早く来い
続けて送られてきたやはり短いメッセージに、場地は鞄を引っ掴んで走り出した。
結んでいた髪を解き、下駄箱で素早く靴に履き替えて正門までダッシュする。
そこには… メッセージを送ってきた人物が、複数の女子を相手にしながら柔かに微笑んで佇んでいた。
しかし二年以上付き合いのある場地は気付いた。
あれは猫被ってる時のアヤノだ… と。
すると向こうがこちらに気付いたのか、周りの女子達に一言詫びてこちらへ歩いてきた。
モーセの海割りのように道を空ける群がっていた女子達。
彼はそれを気にも留めず『おっせーよ、話あるからちょっと付き合え』と猫被り顔のまま腕を引いた。
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (2023年2月18日 22時) (
レス) @page50 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
くろーーーー。 - (*´д`*)ﾊｧﾊｧ好きすぎる･･･！！！これからの物語めっちゃ期待してます！！！！！ (2021年11月30日 21時) (レス) @page4 id: 306f53c7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴奈 | 作成日時：2021年11月30日 15時
