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戯れ ページ16




ドラケンから聞いた事についてアレコレ整理していたら、いつの間にかタカが帰宅していた。



三「A?
 どーした、そんなマジな顔して(笑)」


『…あれ、いつの間に帰ってきた?』


三「今さっきだわ。ただいま」



ダイニングの椅子に座る俺に合わせるように屈むと、チークキス擬きをするタカ。



『おかえり』



擽ったくて思わず笑いが漏れる。


けど俺にはそれだけじゃ物足りなくて。



立ち上がって離れようとするタカの胸ぐらを掴んで引き寄せると、まっさらで傷一つ無い頬に甘噛みした。



三「っお前なぁ…!」


『んはは、我慢出来んかった。許して?』


三「…ったく。二人は?」


『今 風呂入ってるから大丈夫♡』


三「確信犯め、」



流石にあの二人の前じゃやんねーよ。

情操教育に悪いだろ。



呆れているタカの手を掴んで、薬指の付け根にキスを落とす。

そのまま煽るように手のひらにもキスを落とすと、空いていたもう片方の手で顎を掴まれて唇に噛みつかれた。



『…んっ、ちゃんとして?』


三「っバカ。煽んなって、」



唇が切れたりはしなかったが、タカは噛みついたそこを慰るようにペロペロと舐めてくるので 俺から口を開いてその舌に甘噛みした。



三「あーっ もうほんっとに…!」



座ったままな俺の脚の間に片膝を着き、肩に手を置いてくるタカ。

そのまま首筋にキスを落とすと 耳たぶを甘噛みされた。



三「そろそろ二人も上がるだろうし終わり。な?」


『えー』


三「…んっとに、…俺以外に簡単にやんなよ?」



今度こそ離れていくタカに、不満の声を上げるも無視される。



そんなん分かってる。

今みたいのが普通の、それも男同士の幼馴染のスキンシップじゃないってこと。


それでも人肌恋しくて我慢が出来なくなる俺を拒まないタカもタカだ。

…なんて。
好意に付け込んで甘えてる俺も俺だけど。


まぁガチでそうなったとしても、タカなら余裕でイケるし。

俺だって男ですから? 責任はきちんと取るっての。



『…あ、』



ふとタカに言われた言葉に、先程 千冬の口元の傷を舐めた事を思い出した。


…あれ、割とやばくね?
気持ち悪いって思われたかな。



三「あ?」


『ん〜、いや… さっき怪我してた千冬の傷舐めちゃったなって、』



ここら辺、と口の端を指差しながら苦笑いすると、怖い顔したタカに再び噛みつかれた。




戯れ(仔犬同士の舐め合いみたいなアレ)想像して書いてました。

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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇‍♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (2023年2月18日 22時) (レス) @page50 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
くろーーーー。 - (*´д`*)ハァハァ好きすぎる・・・!!!これからの物語めっちゃ期待してます!!!!! (2021年11月30日 21時) (レス) @page4 id: 306f53c7de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴奈 | 作成日時:2021年11月30日 15時

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