電話 ページ15
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心配だったので今日は真っ直ぐ帰れ。と強引に固まる千冬の腕を引き、自宅マンションまで送り届けた。
ケースケに今日の事と千冬を先に帰らせたことをメッセすると、「ありがとな」と短い返事が届いた。
アイツからの返信は基本的にひらがなで短い。
変換ミスを馬鹿にされんのが嫌だからだそうだ。
俺からしたら馬鹿が今更気にすんなってカンジだけどな。
今日のお目当てだった新作アイスはもう諦めて俺も真っ直ぐ帰宅する事にした。
少し残念だがまた別の日に買いに行く事にする。
ちなみに帰宅と言っても自宅ではなく、三ツ谷家に、である。
俺一人だと飯食わないから、それを心配したタカがほぼ毎日俺の分まで食事を用意してくれるのだ。
気付いたらそれは当たり前になっており、代わりにタカが部活などで帰りが遅い日は 先に帰宅してルナマナ達の宿題を見てやる事が俺の役目でもあった。
『ただいまー』
ル「おかえりなさーい！」
マ「Aちゃんここ教えてー！」
『どれどれ〜？
…お、算数か。先に風呂準備してくるからリビングで待っててくれるか？』
「「うん！」」
二人とも玄関までお出迎えしに来てくれたので、優しく頭を撫でてリビングに促す。
俺は先に浴室に行き、浴槽に湯を張る準備をするとスイッチを押して蓋を閉めた。
リビングまで足を運ぶと、ここに座って！と自分の隣をポンポン叩くので、大人しくそこに胡坐をかいて宿題を見てやる。
宿題が終わる頃には風呂の方から通知音が聞こえてきたので、二人を風呂に見送ってひと段落。
何か飲もうかな と立ち上がると、丁度スマホから着信音が鳴った。
『──はい、もしもしー？』
《おー、アヤノ。悪りィな、急に電話して》
『や、丁度今妹ちゃん達風呂に入ったとこだから大丈夫。どした？ ドラケン、』
ド《今日聞いた"アレ"な、────》
電話の相手はドラケンだった。
話を纏めると、今朝報告した【喧嘩賭博】に関する事。
例の公園に行ったらビンゴで、主催者の参番隊所属の"キヨマサ"をマイキーがボコした。
関わった数名は除名処分まではしなくていいが、要観察対象とする事。
伍番隊にも同様の事を伝えておく事。
そして何より────、
『タケミっち…、ねぇ？』
喧嘩賭博の参加者で"面白いヤツ"が居て マイキーが気に入った事。以上が電話の内容だった。
ドラケンに礼を言って電話を切る。
どんなヤツなんだろうな…？
＊
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (2023年2月18日 22時) (
レス) @page50 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
くろーーーー。 - (*´д`*)ﾊｧﾊｧ好きすぎる･･･！！！これからの物語めっちゃ期待してます！！！！！ (2021年11月30日 21時) (レス) @page4 id: 306f53c7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴奈 | 作成日時：2021年11月30日 15時
