俺、ただの人間なので。

・ ページ30

今更ですがこの小説は
多分会話多めです。
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今、彼らがしなければならないことは

2つ



1つ、Aを見つけ保護する事

2つ、聖杯を保護する事




簡単な事かも知れないがAが何処にいるのかも
聖杯が誰の手にあるのかも


今の状況では分かっていない



承太郎「・・・何故不審者がそのAだって
　 分かったんだ？

　 俺は一言も不審者がAってやつだと
　 言っていないぜ」



その問いにゆっくりと答える




SP「日本支部の山内という男から連絡が入った
　 山内はAの上司でな

　 ニュースでホテルの事を見て
　 Aの働く作業室に行ったら2枚の辞表があったそうだ


　 名前は 花札Aと豆塚ユキトと書かれていたらしい

　 ホテルの防犯カメラにもAと豆塚の姿が
　 写っていた、と言うわけだ」



その答えに承太郎に
なるほどな、とこぼす




ｼｰｻﾞｰ「そういえばイタリア支部の子たちが
　 騒いでいたな

　 あとで話を聞いたほうがよさそうだ」




ｼﾞｮｾﾌ「あの蛇のマークとセリィーナについて
　 調べとくぜ」



SP「あぁ、申し訳ないが頼む
　 俺はAの後を追う

　 恐らくAは聖杯が発見された
　 イギリスへ行くはずだ

　 承太郎、付いてきてくれるか」



承太郎「あぁ、勿論だぜ」



そう承諾し各々の役目が決まってきたころ
部屋の扉が乱暴に開かれる




「 ちょっと待ちなさいよ！ 」


「 僕も行かせてもらいますよ、承太郎 」




承太郎「か、花京院、徐倫！」




大変な目にあったというのに2人も
ついて行くというのだ

これには承太郎も反対する、が




徐倫「やられたままなんて、私は嫌よ
　 一発ぶん殴ってやるんだから」



花京院「その通りだ
　 手を出したのを後悔させてあげないとね」





そんな意見なんて聞かないのは
もう分かり切っていることである





SP「分かった分かった！
　 承太郎 花京院 徐倫 そして俺の4人で
　 イギリスに行く！

　 それでいいな！」



スピードワゴンの言葉に
頷く花京院と徐倫




承太郎「やれやれだぜ」




SPW一行はAがいるであろう
イギリスへと、足を向けたのであった

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