俺、ただの人間なので。

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時を少し戻し・・・

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


承太郎と花京院、そして後から合流した
シーザー・ツェペリとジョセフ・ジョースターと共に

急いで屋上へと向かう





屋上にはホテル専用のヘリコプターが
備え付けられている

客が予約さえすればそのヘリコプターに乗り
東京を上空から一望できるという

なんとも嬉しいサービスが受けられるのだ






ｼﾞｮｾﾌ「マジにヘリコプターから逃げると
　 思ってるわけ〜？承太郎！」


承太郎「俺の推測が正しけりゃなッ！」




長い階段を一気に駆け上がり
屋上の扉を蹴破った先には＿＿＿＿






　 「おや」





銃を持った数十名の工作員

その中心に立つのはスーツを着た七三分けの
胡散臭そうなインテリだ






「もう来ましたか 早かったですね」



余裕層に腕時計を見ながら
ヘリコプターに乗り込む



花京院「逃げれると思っているのか！」



そう言ってスタンドを出そうとした時だった


花京院「うっ、」



花京院の後ろから黒い物体が襲い掛かかる




ｼｰｻﾞｰ「お、狼！？」



「ウウ゛ッ！」




黒い狼は赤く鋭く光る眼を
血走らせながらヘリコプターの方へ走っていく





「よくやりました 乗りなさい」


「・・・・」




狼は数秒もすれば歳場もいかない
小柄な女の子へと形を変えていく



ｼﾞｮｾﾌ「おい、、、おいおいおい！
　 花京院の”目”が！」



承太郎「野郎！」



スタープラチナを出し
ヘリコプターに攻撃をしようとするも

それは”からぶってしまう”




承太郎「ッ！」



さっきまで至近距離にあったはずのヘリコプターが
一瞬にして遠い上空にいたのである





一瞬にして飛び上がれるわけがないのに
”そこ”にいるヘリコプターに承太郎は眉を顰める



承太郎「・・スタンド能力」



「では」




そう言って消えていくヘリコプター


花京院「ぼ、僕のことは大丈夫です
　 今は犯人をッ！」


ｼｰｻﾞｰ「無理をするな！」


ｼﾞｮｾﾌ「あの男の胸元についてたバッチ、見たか？
　 ご丁寧に自分の仕事先をバラシていったぜ」






承太郎「・・・・・」



自身の妹まででなく
相棒までも傷つけられた空条承太郎の心情は




言わなくても分かるだろう

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