大切な笑顔 (ページ9)

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それから今市さんとは何度かコンビニで会ったり、そしてお礼のごはんも行けた。

「ほんとに私とで楽しいんですか？お仲間との方が・・・」

『お礼・・・なんでしょ？
　それに同い年なんだから、敬語、やめようよ。
　今市さんってのもなんだかなぁ。』

「今市さんは今市さんですよぉ」

『敬語！
　

　臣のことは登坂君なんでしょ？
　なら、俺も・・・。
　・・・登坂君の相方も・・・嫌かな(笑)』

「まだ根に持ってる！！

　わかったよ。今市くんでいい？？」

『えーーーー、臣と一緒？？

　隆二でいいよ。』

「いや、それは・・・。
　じゃあ、隆二さん。」

『くんがいい』

「くん？隆二君？」

『///
　うん、それがいいな。

　さぁ、お酒頼もう！好きなんでしょ？？///』

照れてらっしゃる？？(笑)
自分で言い出したのに・・・。

「うん、お酒大好き♪
　友達からは酔ったふりしろとか言われるけど、結構飲めるんだよねぇ♪」

『俺も飲めるから、一緒に飲めた方が楽しいから。』

うん、知ってる。この人たちが酒豪だってことも。
だって、登坂君を見るためにテレビ見たりしてたら、仲良さそうな飲み会情報出てくるもんね。

「・・・知ってる。酒豪・・・」

『酒豪まではいかないよぉ。
　俺らより先輩の方がすごいし。

　あ、相方(笑)の登坂君もよく飲むよ♪』

それからいろんな話をした。
私の仕事の事。
隆二君の仕事の事。
実はマンションが隣だってこと。

でも・・・

登坂君とクラスメートだったってこと、私の青春は登坂君だったってことは話せなかった。

それは、何度か続く飲み会でも、決して口にできなかった。

だって、登坂君にとって私はただのクラスメートで、名前も覚えてもらってないんじゃないかって。

隆二君との時間は登坂君抜きで楽しかった。