大切な笑顔 (ページ15)

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亜美
「登坂君、こっち来ていいの？
　私らあんま喋ったことないのに」

『あーーー・・・・

　うん、ちょっと懐かしくて。

　森川さんの行動？言動？(笑)』

私？何かやらかしたっけ？

千佳子
「(笑)
　そっか、登坂君、いつも笑ってたよね。」

笑われてたの？

『うん、めっちゃ面白いよね(笑)』

誰が？

真奈美
「A、やったね。
　みんなの人気者の登坂君に覚えてもらってるなんて、天然も役に立つね」

もしかして、私、変な子って覚えられてたの？

「・・・・・・」

『あれ？飲まないの？

　ってか喋ってよ。

　森川さんの話、聞きたい』

「飲むよ。飲むけど。

　でも、私、面白くないもん。」

『独り言も？(笑)』

聞いてらっしゃったの・・・？？

私の青春、ドンマイ！

『森川さん見てると楽しくてさ、今日も久々に会えるって楽しみにしてたんだよね。

　まさか、酒豪になってて、面白さ倍増してるとは思わなかったけど(笑)』

私、登坂君といっぱい喋ってる。

高校時代の最後にしか喋ってないのに、今、何倍も喋ってる・・・。

「「「登坂ーーーーー！！」」」

『あ、呼ばれたわ。
　また後でね。

　二次会も来るっしょ？？』

「・・・はい、行かせていただきやす・・・」

『・・・やす(笑)』

真奈美
「あんた・・・せっかくのチャンスに

　・・・やす・・・」

私が一番わかってる。落ち込んでるから。

お酒が進むな・・・。