〈356〉 ページ30
──────────
────────
──────
人の何倍もありそうな大きな鍋に湯気が立つ。麦わらの一味の料理人が、丹精込めて作る料理の数々。
ｻﾝｼﾞ｢新人類拳法奥義『99のバイタルレシピ』!!冷えきって疲れた体に復活系、�牾ぅ屮親�入りホルモンスープ��!!｣
スープだけではなく、メインの肉料理から副菜、海鮮の数々に丼いっぱいの白米。きらきらと輝く品々が、モモの助の目の前に並べられた。
モモの助の口からは溢れんばかりに涎が垂れているものの、スープの器を投げ捨てようとする。それを咎めるサンジの横で、一人の男が動いた。
ｷﾝｴﾓﾝ｢いただきそうろう〜〜っ!!!!｣
ｻﾝｼﾞ｢あっ!!おい!!｣
行儀よく手を合わせ、すごい勢いで飯をかきこみ始めた。美味い、美味いと言いながら生きることを噛み締めるように料理を口に入れていく。錦えもんの目からもモモの助の目からも涙が溢れた。
ｷﾝｴﾓﾝ｢──もう大丈夫でござる!!奴らもきっと無事と信じよう!!さァ、生きようぞモモの助!!｣
モモの助は錦えもんのその言葉に何度も大きく頷き、やっとスープを一口啜る。その味に感動したのか、料理を一心に口に入れ始めた。相当な訳ありらしい。
ﾛｰ｢おい、麦わら屋。ここは急いで離れるんだ。ゆっくりメシなんか食ってたら追っ手が来る!!仲間達にそう伝えろ。｣
ﾙﾌｨ｢そうなのか、よし、わかった!!
宴だァ────っ!!!｣
ﾊﾙﾄ｢ははっ、お前の指示通りに動くかよ、
ﾛｰ｢……!!｣
あんぐりと口を開けて呆気に取られるローを見て、ハルトは爆笑した。こんなに振り回されているローは初めて見た。ローの船ではクルーはもれなくキャプテン大好き人間(1匹白くま)なので、ローに意見するやつはそうそう居ない。ペンギン、シャチ、ベポの最古参組は意見するものの大概ローに甘いのだ。
ﾛｰ｢…とりあえず、お前のところの船長に言いたいことが一つ二つ三つぐらいある。｣
ﾊﾙﾄ｢そういうのはナミにでも言っておけよ……俺もお前に言いてェ、いや…聞きてェことがある。｣
そう言ったハルトの眼は先程までとは違い、鋭い光を湛えていた。まっすぐローの眼を射抜く。
だが、数秒目線を合わせた後視線を外される。
ﾊﾙﾄ｢……だがまァ、今はいい。宴を楽しもうぜ。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1034人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kiho(プロフ) - はのさん» ひえええありがとうございますー！！！頑張って更新します…！！コメント嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！ (2022年11月25日 10時) (
レス) id: 6f3f23db9f (このIDを非表示/違反報告)
はの - めっちゃ好きです！ イラスト好きでス！！ 占ツクで1番好きな作品です！ あーもう大好きです！！ （初コメです） (2022年11月23日 23時) (レス) id: 75ccd7b7a7 (このIDを非表示/違反報告)
kiho(プロフ) - 黒狐??????さん» あああありがとうございます…！！コメント嬉しいです:( ;´꒳`;) (2022年11月18日 22時) (レス) @page46 id: 6f3f23db9f (このIDを非表示/違反報告)
黒狐??????(プロフ) - え、めっちゃいいんやけど？なんなん？(逆ギレ)うまスぎんだろ(初コメです) (2022年11月18日 9時) (レス) @page46 id: 26062d1146 (このIDを非表示/違反報告)
kiho(プロフ) - ミチルンルンさん» �犲悗量�(じゃのめ)�瓩嚢腓辰討泙�!!細かいところまで見てくださって本当に嬉しいです…!!蛇の目もカルバートも後で必ず出てきます。時間はかかるとは思いますが、気長に待ってくだされば…!!コメントありがとうございます！！ (2022年9月28日 23時) (レス) @page22 id: 6f3f23db9f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kiho | 作成日時：2022年9月12日 22時
