不幸体質の忘れ事。 ページ45
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それじゃ、と軽く手を振って心操君は控え室の扉から出ていった。せっかく1回戦を突破することが出来たのだ。2回戦だって全力でぶつかって、プロヒーローに見てもらいたい……!!僕だって、こんな個性の僕だってやればできるってことを…証明したい…!!
2回戦の相手はまだ分からない。今から全力疾走で観客席に行けば、僕の次の対戦相手の試合を見れるかも……!!
そう思って、僕は控え室から飛び出した。
────僕は、忘れていた。
────��
少し息を乱しながら、全力で階段を駆け上がっていく。
────僕は、忘れていた。
────僕にとってのチャンスは周りにとってのピンチなのだということを。
ガクッ…
ﾗｸ｢えっ｣
ガタッ……ドドドドドド…ドサッ!!!!
────僕は、知らなかった。
────ドス黒い憎しみを湛えた霧の牙が、僕の首へ迫っていたことを。
──────────
────────
──────
目の前に広がるのは、日常だった。
でも、普通の人からしたら日常で、僕にとっては非日常だった。
｢落？どうしたの？朝ご飯冷めちゃうわよ。｣
｢体調でも悪いのか……？それとも、い、虐めとかか？｣
ﾗｸ｢えっ……だ、大丈夫だよ!!お母さん、お父さん。それより、この鮭美味しいね。僕も焼くことあるけど、お母さんの味には敵わないなぁ。｣
｢何言ってんの？
アンタ料理した事無いじゃない。今まで私が全部料理してたでしょ？｣
｢そ、それとも俺達がいない間にこっそり台所使ってたのか？危ないから、近づいちゃダメだぞ…｣
ﾗｸ｢ぇ……｣
｢あ、そういえばヘリモトさん家のムスビちゃんとはこの頃会ってるの？よく一緒に居たじゃない。｣
｢あー、あの茶髪の…｣
ﾗｸ｢…小学校以来、手紙でしかやり取りしてないよ……｣
｢昔からアンタに良くしてもらってるから、次会った時はお礼言いなさいよ？アンタ繧｢繝ｳ繧虐めｿ縺瑚剞繧√ｉあの子繧後◆譎ゅ∝ｍ縺ｫ螻�※縺上ｌ縺溘�縺ｯ縺ゅ�蟄舌↑繧薙□縺九ｉ縺ｭ縲…｣
ﾗｸ｢何…お母さん……聞こえないよ…？｣
｢縺ｮ縺翫％�医ａ縺昴�縺ｦ繧医�縺薙�縺ｻ縺ｮ縺ｮ繧茨ｼ医�縺ｮ縺ｻ縺ｮ縺薙→縺ｯ繧√＠縺ｭ繧阪⊇ー!!!!｣
ﾗｸ｢聞こえない…ッ!!!!｣
────霧はまた戻ってくる。
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時雨.(プロフ) - tukihoさん» わしは書き溜めしてるお...まあ頑張れ！応援してるぞ！ (2019年8月24日 16時) (
レス) id: 76959a97bb (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - 時雨.さん» 時雨ちゃん!!おつかれ〜!!どうしたら時雨ちゃんみたいに毎日更新が出来るのだろうか.......。 (2019年8月24日 16時) (レス) id: 64127def98 (このIDを非表示/違反報告)
時雨.(プロフ) - つっきー更新おつかれー！ (2019年8月24日 15時) (レス) id: f27d6f3f39 (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - 焦菜さん» ありがとうございます!!コメント嬉しいです!! (2019年8月17日 0時) (レス) id: 64127def98 (このIDを非表示/違反報告)
焦菜(プロフ) - なんか、主人公の気持ちわかるような気がします！これからも頑張ってください！ (2019年8月16日 23時) (レス) id: b99ba60722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukiho | 作成日時：2019年6月16日 9時
