コミュ障が起こした悲劇。 ページ16
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保健室を後にして、教室へ戻ると大体の生徒が登校していた。時計を見ると後10分でHRという時間で、自分の席へ戻る。
ｵｼﾞﾛ｢お早う。｣
ﾗｸ｢尾白君……お早う…!!｣
頑張って声を大きく挨拶を返すと、前の席の尾白君は嬉しそうに尻尾を振る。尾白君の尻尾ってふわふわそうだよね……手触り良さそう。後で触らせてもらおう…!!
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雄英高校といっても、高校であるので午前中は普通の授業だ。次は2時間目、現代文。
事務室での用事を済ませて、廊下を歩いているとセメントス先生に呼び止められた。次の授業で使う現代文の資料を資料室から持ってきて欲しいとの事だった。資料室って確か…あそこを左に曲がって……。
ﾗｸ｢失礼します……｣
資料室ってけっこう広いんだね。というか、紙が色褪せないように窓が小さめで日が当たらないからか薄暗くて不気味…。
えーっと、現代文の資料……。奥の方か…。うーん、見つかんない…。
｢エジプトの資料どこー？｣
｢あ、これじゃね？｣
｢それだそれだ!!｣
びっくりした…!!
他のクラスの人だ。あんまり気づかれないようにしよう……話しかけられたら怖いし…!!
ﾗｸ｢……あ、あった…資料。｣
｢早く行かないとチャイムなるよ!!｣
｢分かってるって!!｣
ガチャッ!!!!タッタッタッ……
ﾗｸ｢……何か…嫌な音がした気がする……｣
恐る恐る扉に近づいて、ドアノブを回して引いてみる。
……うん、開かない…。
え、何で鍵かけちゃったの…？
何で鍵持ってるの？何で僕が来た時は鍵が開いてたの？
どうしよう……資料室にいること誰にも言ってないし…。
薄暗くて怖いよ……!!
ﾗｸ｢うぅ……ぐすっ……｣
遠くでチャイムが鳴るのが聞こえた。
早く気づいて……セメントス先生…僕もう泣きそうです…(泣いてる)
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ﾗｸ｢……って言うことがあって…｣
ｵｼﾞﾛ｢あはは…大変だったんだね…。｣
昼休みの時間、お弁当組の一員である僕と尾白君は2時間目でのことを話していた。
あの後、僕はセメントス先生によって救出され、無事現代文を受けることが出来た。若干涙目の僕を見て、皆は首をかしげていたけど。
ｵｼﾞﾛ｢午後からヒーロー基礎学だね。何やるんだろ？｣
ﾗｸ｢まず皆についていけるかが不安だよ……｣
落’s『不幸バロメーター』
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時雨.(プロフ) - tukihoさん» わしは書き溜めしてるお...まあ頑張れ！応援してるぞ！ (2019年8月24日 16時) (
レス) id: 76959a97bb (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - 時雨.さん» 時雨ちゃん!!おつかれ〜!!どうしたら時雨ちゃんみたいに毎日更新が出来るのだろうか.......。 (2019年8月24日 16時) (レス) id: 64127def98 (このIDを非表示/違反報告)
時雨.(プロフ) - つっきー更新おつかれー！ (2019年8月24日 15時) (レス) id: f27d6f3f39 (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - 焦菜さん» ありがとうございます!!コメント嬉しいです!! (2019年8月17日 0時) (レス) id: 64127def98 (このIDを非表示/違反報告)
焦菜(プロフ) - なんか、主人公の気持ちわかるような気がします！これからも頑張ってください！ (2019年8月16日 23時) (レス) id: b99ba60722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukiho | 作成日時：2019年6月16日 9時
