【プロローグ】中学生のとある1日。 ページ1
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ｸﾞﾙﾙﾙﾙ……
あれ……ここって閑静な住宅街だよね…？
なんでイノシシがここに居るの……？
10日前は野良犬だったし…2ヶ月前は鹿だった、しかも雄。角がすごい痛そうだった…。そんなに住宅街に出現するものなのかな…？
イノシシは僕を視界に捕らえたのか、物凄い勢いで、それはもう猪突猛進って言葉が似合うくらいのスピードでこちらに向かってくる。
でも、僕だってこの人生で動物に追いかけられた回数は両手と両足の指では数えきれない。
それでも……
｢怖いものは…怖いよ……!!｣
イノシシに背を向けて全力ダッシュ。
動物界で相手に背を向けることは、相手より弱いということをひけらかした様なもの。イノシシの方だって全力で追いかけてきた。
商店街は近くにあるけど、人が多い所に行ったら凄い騒ぎになっちゃう…。
もう僕の体力も限界にさしかかっていた。チラリと後ろをみると、イノシシ君はまだまだ元気そうだ。
｢もうやだ…うぅ……今日もツイてない……!!｣
ガコッ…ドカァ───ンッ!!!!
｢……へぁ？｣
後ろからの爆音。いきなり過ぎて変な声が出てしまった。
恐る恐る後ろを振り返ってみると、店の看板の下敷きになるイノシシ君の姿。衝撃で気絶しているのだろうか…ピクリともしない。
上を見ると、看板が設置されていただろう所はかなりボルトが錆び付いていた。
そう言えば、昨日は年に１回あるかないかの暴風雨だった…。
……ってことは、たまたま時間をかけて錆び付いていたボルトが、たまたま昨日の暴風雨でさらに脆くなって、たまたまこのタイミングで折れたっていうこと……？
…あ、多分僕…無意識に�犖沈��畛箸辰舛磴辰燭鵑澄帖帖�
スマホを取り出して、110と数字を打ち込む。2コール後に相手は出てくれて直ぐにこちらに向かって来てくれるそうだ。
｢大丈夫かいッ!?……って、また君？
この前も動物に追いかけられてたじゃないか。なんか変な事してないよね？｣
｢あ…えっと……ごめん…なさい…!!
たぶん僕が悪いんです…たぶん。僕がここに居るから…!!僕がここに居なければこんなことにはなってなかった…全部僕のせいです……僕が…｣
｢あーもう!!分かったから!!
イノシシの方は警察が何とかするから、君はもう学校へ行きなさい。｣
｢はい……｣
これが僕の中学校生活のとある1日である。
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時雨.(プロフ) - tukihoさん» わしは書き溜めしてるお...まあ頑張れ！応援してるぞ！ (2019年8月24日 16時) (
レス) id: 76959a97bb (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - 時雨.さん» 時雨ちゃん!!おつかれ〜!!どうしたら時雨ちゃんみたいに毎日更新が出来るのだろうか.......。 (2019年8月24日 16時) (レス) id: 64127def98 (このIDを非表示/違反報告)
時雨.(プロフ) - つっきー更新おつかれー！ (2019年8月24日 15時) (レス) id: f27d6f3f39 (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - 焦菜さん» ありがとうございます!!コメント嬉しいです!! (2019年8月17日 0時) (レス) id: 64127def98 (このIDを非表示/違反報告)
焦菜(プロフ) - なんか、主人公の気持ちわかるような気がします！これからも頑張ってください！ (2019年8月16日 23時) (レス) id: b99ba60722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukiho | 作成日時：2019年6月16日 9時
