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次はお砂糖と計量スプーンの2つと格闘する毛利くん。
きっと先生の書いた適量が分かれへんのやろう、確かに適量ってなんだって思うよね。
『毛利くん、甘いのはお好き？』
「うむ、好きではある、しかし適量がわからん」
『私のおすすめは、お砂糖大さじ1にお塩をひとつまみかな。ちょびっとのお塩で甘さが際立って美味しいよ』
「そうか、やってみよう」
毛利くんもクリア。
利家くんは順調かなぁ、と見れば卵を見てややこしい顔をしておる。
『と、利家くん…？』
「どの高さから落といていいのかが分からん…」
『ううん…あんまり高いとこから落とすと広がっちゃうから、それなりの高さかなぁ。利家くん大きいから大変やね？』
「加減が分からん…」
『私くらいの高さ…？』
「まつの高さ…」
『私そんな低くないよ…？』
しゃがみ込んで卵とほぼ並行の目線になる利家くん。私をどれだけ小さいと思ってるんだ？？
でも殻が入らなかったと喜んでおる彼を見たら、どうでも良くなってしまった。
『よし、作るか』
その言葉を皮切りに3人が私の周りに集まる。コツを教えながら巻いていけば、綺麗な玉子焼きが完成。
うん、我ながら上手に出来た。
『はい、出来たてどうぞ』
「いいがけ？…美味っ」
『2人もどうぞ』
なんというかその場のノリで利家くんにあーんをしてしまった。ほんでそれをみやびちゃんに見られてしまった。
まさかのサムズアップ…物凄く恥ずかしい…
「見てしまいました」
『…なあんも言わずに口を開けてくだせえな』
「、美味しいですわ！甘くてふわふわで、これ私好きです！」
『ふふ、よかった』
「みやびちゃ〜ん、まつちゃ〜ん、これ食べてみて？」
「あら、いただきます」
『いただきます』
「とっても美味しいですわ！」
『うん、美味しい！』
「俺が作ったんやで」
「あっいやそれは僕が…」
私、察しました。豊臣くんは明智くんの玉子焼きを持ってきたのだと。
みやびちゃんとなんだかイチャイチャしておるようやで、私は明智くんの元へ。
『良かったら食べて？あれ明智くんのやったんやね、美味しかったよ』
「篠原さん…ありがとう、美味しいや…」
『加藤くんもいかが？』
「よかか？」
戻ってくれば竹中くんと毛利くんはちょびっとだけ不格好ながらも玉子焼きが完成しており、利家くんが挑戦中やった。
「まつ！できた！」
『ん、美味しい！』
2人でハイタッチをする中、不穏な空気になっておることにその時はまだ気付かなかった。
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パンダ - 前田大好きなので応援してます (2022年10月8日 10時) (
レス) @page22 id: 463b37ca19 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 久しぶりの投稿ありがとうございます！！これからも応援してます！ (2022年10月7日 23時) (レス) @page22 id: da4f381cbe (このIDを非表示/違反報告)
naな(プロフ) - 私も前田くん好きなので、楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年10月4日 22時) (レス) id: 948a9abe41 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの権左ブロウ - 頑張ってください！応援してます (2022年8月20日 0時) (レス) @page21 id: e25671cd6c (このIDを非表示/違反報告)
あいる(プロフ) - 私も前田くん好きなので楽しく読ませてもらってます！更新楽しみにしてます♡ (2022年8月15日 23時) (レス) id: 8e4d5cdfdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ | 作成日時：2022年8月8日 17時
